2014年11月12日
はじめに
このブログでは、オードリー・ヘプバーン、及びヴィヴィアン・リーの映画のサントラを紹介しています。
新情報が入った時には改訂致します。
以下にサントラの種類を書いておきます。上位の物ほどサントラとしての価値が高いと思われます。
下2つはサントラとは呼べないものの、特記事項がある場合は書いてあります。
映画で使われた本当のサントラ
これこそが本当のオリジナル・サウンドトラック!略してOSTです。
なぜこういう回りくどい書き方をしているかというと、市販のもので“サントラ”と銘打っていても、実は作曲者によって映画とは違うアレンジで、録り直しされてしまっているものがあるからです。そういう物は、フィルムで聴いていた音楽とは全くの別物です。主にヘンリー・マンシーニ作曲のもの。
本当のサントラであっても、作品によって、決定版(完全版)、一部の曲が入っていない不完全版、数曲しか発売の無い抜粋版などが存在します。
個人的な曲のオススメ度も表記。
mp3などのデジタルミュージック情報も掲載。基本はアルバムのみの紹介になります。単曲で欲しい方は、そこからバラで買ってみてください。
デジタル化の際に、数曲落ちている・音飛びしている・音を圧縮しすぎでシャーシャーいっている・同じ物が数種類ある、などの特記事項がある場合も掲載しています。
アマゾンでの商品紹介では、そういう粗悪な録音は極力省いております。
アマゾンにあるのに載ってない物は、何か問題があると疑ってください。(値段、音質など)
オリジナル・サウンドスコア
これは、本物の映画のサントラが無い場合、その代わりとして大いに役立つものです。
楽譜は実際に映画で使った時の物(オリジナル・スコア)を使用し、演奏されています。
そのため映画での音に近い響きがしますし、大体の場合、映画よりも後年に録音されているので、音もクリアで綺麗です。
アレンジは、1曲としてまとめるために終わり部分を少し変える、など最低限に留まっています。
ただし、やはり個々の楽器が持つ音色が違いますし、ミキシングによって聞こえ方がサントラとは異なります。
演奏によっては映画のテンポとは大きく違う物があります。
ニーノ・ロータなど、作曲者自身によるオリジナル・スコアの組曲の演奏もあります。
作曲者によって録音し直された、“自称サントラ”
これは、映画で使った録音とは違います。主にヘンリー・マンシーニが担当した映画に多いです。
映画とは演奏者の人数も違う、楽器も違う、アレンジも違う、テンポも違う、と映画で聴いた音楽とは違う響きがします。
しかし、過去には本当のサントラが聴きたい!と思っても、このまがい物しか“サントラ”として入手出来ませんでした。サントラファン泣かせ。
本当のOSTが出た場合、とたんに価値が色褪せて、“作曲者によるイージーリスニング”となる可能性が高いです。
その他の演奏
作曲者による別アレンジの別演奏を初め、他の人の演奏がある場合で、特記する事がある場合はこちらに書いています。
演奏は基本、サントラとはまるで違う物になります。
「ムーン・リバー」など、大量に別の演奏がある場合は、割愛します。
注意すべき演奏
映画の音楽では無いのに、ネット上で作品と同名だから“サントラ”と誤って誘導されているもの、
また映画をそのまま録音した(セリフや効果音入り)、価値のない海賊盤レコードなどの粗悪品がある場合は注意喚起します。
新情報が入った時には改訂致します。
以下にサントラの種類を書いておきます。上位の物ほどサントラとしての価値が高いと思われます。
下2つはサントラとは呼べないものの、特記事項がある場合は書いてあります。

これこそが本当のオリジナル・サウンドトラック!略してOSTです。
なぜこういう回りくどい書き方をしているかというと、市販のもので“サントラ”と銘打っていても、実は作曲者によって映画とは違うアレンジで、録り直しされてしまっているものがあるからです。そういう物は、フィルムで聴いていた音楽とは全くの別物です。主にヘンリー・マンシーニ作曲のもの。
本当のサントラであっても、作品によって、決定版(完全版)、一部の曲が入っていない不完全版、数曲しか発売の無い抜粋版などが存在します。
個人的な曲のオススメ度も表記。
mp3などのデジタルミュージック情報も掲載。基本はアルバムのみの紹介になります。単曲で欲しい方は、そこからバラで買ってみてください。
デジタル化の際に、数曲落ちている・音飛びしている・音を圧縮しすぎでシャーシャーいっている・同じ物が数種類ある、などの特記事項がある場合も掲載しています。
アマゾンでの商品紹介では、そういう粗悪な録音は極力省いております。
アマゾンにあるのに載ってない物は、何か問題があると疑ってください。(値段、音質など)

これは、本物の映画のサントラが無い場合、その代わりとして大いに役立つものです。
楽譜は実際に映画で使った時の物(オリジナル・スコア)を使用し、演奏されています。
そのため映画での音に近い響きがしますし、大体の場合、映画よりも後年に録音されているので、音もクリアで綺麗です。
アレンジは、1曲としてまとめるために終わり部分を少し変える、など最低限に留まっています。
ただし、やはり個々の楽器が持つ音色が違いますし、ミキシングによって聞こえ方がサントラとは異なります。
演奏によっては映画のテンポとは大きく違う物があります。
ニーノ・ロータなど、作曲者自身によるオリジナル・スコアの組曲の演奏もあります。

これは、映画で使った録音とは違います。主にヘンリー・マンシーニが担当した映画に多いです。
映画とは演奏者の人数も違う、楽器も違う、アレンジも違う、テンポも違う、と映画で聴いた音楽とは違う響きがします。
しかし、過去には本当のサントラが聴きたい!と思っても、このまがい物しか“サントラ”として入手出来ませんでした。サントラファン泣かせ。
本当のOSTが出た場合、とたんに価値が色褪せて、“作曲者によるイージーリスニング”となる可能性が高いです。

作曲者による別アレンジの別演奏を初め、他の人の演奏がある場合で、特記する事がある場合はこちらに書いています。
演奏は基本、サントラとはまるで違う物になります。
「ムーン・リバー」など、大量に別の演奏がある場合は、割愛します。

映画の音楽では無いのに、ネット上で作品と同名だから“サントラ”と誤って誘導されているもの、
また映画をそのまま録音した(セリフや効果音入り)、価値のない海賊盤レコードなどの粗悪品がある場合は注意喚起します。
Posted by みつお at
09:00
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2014年11月14日
「ローマの休日」オリジナル・サウンドトラック
オードリー最初の主演作「ローマの休日」に関するオリジナル・サウンドトラック情報です。
作曲:ジョルジュ・オーリック(元々クラシックの作曲家。フランス6人組の1人。)
ヴィクター・ヤング(クレジット無し。オープニング曲の後半を担当)
「ローマの休日」は音楽が表立たないように作られています。「ローマの休日」の音楽と聞いて、思い出す人はほぼいないでしょう。
最近の「ローマの休日」関連の番組で、よく「ローマの休日」の音楽が使われるようになりましたが、それを聴いて “あっ、これ「ローマの休日」や!” って思う人はオードリーとサントラのよっぽどのファンでもない限り皆無だと思います。
映画で使われた本当のサントラ:ありません。過去に1度も出ていません。
オリジナル・サウンドスコア:1曲だけの演奏が1種類のみ出ています。
指揮リチャード・バーナス、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によるメインタイトルです。
オリジナルのフィルム・バージョンのスコア(総譜)に基づいて録音されたもの。《ハリウッドの黄金時代 第3集》というCDに収録。2013年発売で、録音も新しい。2014年現在、「ローマの休日」の音楽としてお勧め出来るのはこれだけ。
オススメ度:★★★
その他の演奏:
日本で長い間「ローマの休日」として使用されてきたのは、映画の始めでオードリー扮するアン王女が各国の大使といやいや踊るシーンで使われた“大使館のワルツ”の変なアレンジもの。
これは日本で映画から採譜され、大幅なアレンジが加えられ、イージー・リスニング化してしまったもの。映画の雰囲気は全然ありません。
映画でもただのBGMの扱いなので、もともと音楽の印象の薄い「ローマの休日」で、さらにこの曲とアレンジではもちろん誰1人として映画のシーンも浮かばないと思われます。
しかもジョー役のグレゴリー・ペックとも絡んですらないシーンでの音楽。サントラとしての価値は全く無く、聞く必要もありません。
採譜した人が難しいメインタイトルではなく、簡単に採譜出来そうな大使館のワルツを採譜したものと思われます。過去のレコードなどでは、“メイン・タイトル”などと誤って書かれているものもあります。
演奏自体は何種類かあるものの、現在はキングレコード発売の各種映画音楽のコンピレーションCDでのみ聞く事が可能。
収録されている歴代のものはそれぞれ演奏団体名を変えていますが、演奏は実は全く同じです。その場限りの寄せ集めのメンバーによる楽団です。
過去にはソニー、フィリップス(現:ユニバーサル)からもイージー・リスニングのものがありました。
それらもその場限りの寄せ集め楽団です。
キング・レコードの演奏団体名…スクリーン・ポップス、ルネ・クレール・オーケストラ、レオン・ポップス(名称は違えど、同じもの)
ソニー・レコードの演奏団体名…アンサンブル・プチとスクリーンランド・オーケストラ
フィリップス・レコードの演奏団体名…ミシェル・クレマン楽団
こちらもオードリーの紹介番組などでたまに使われていますが、“無駄なことしてるなー…” と思ってます。
しかもこちらの曲を選ぶというのは、音楽を選んだ人がセンスが無い&「ローマの休日」をよく知らないんだと思ってます。
オススメ度:なし
その他、「ローマの休日」の音楽だと表記している間違いのサイトがあります。
「ローマの休日」の音楽として紹介されているものがありますが、ヨーロッパ巡りをテーマにしたローマをイメージした曲に“Roman Holiday”という題名を付けて出したもの。映画「ローマの休日」とは全く関係ないです。(映画で確認済み)
(これを紹介しているサイトでは、上記のキングレコードのイージー・リスニング演奏を “世界初録音、公開当時録音のサントラ音源!” などと書いていますが、これも誤り。演奏がレオン・ポップスと書いてある時点でサントラじゃないの丸出しだし)
↓下のものですが、聴いていただくと「ローマの休日」に使われていないことがわかるはずです。間違えて買わないでください。
サントラと間違えやすいレコード:
過去に「ローマの休日」のレコードとして、雑誌“ロードショー”の付録でついたものがある。映画そのままを録音した物で、セリフなども入っている。
さらに、ジャケットすら無い某国の海賊盤の粗悪なピクチャーレコードの物がありますが、これも映画そのままを録音したらしく、セリフ・効果音そのまま。聞く価値・買う価値無し。DVDを流して聞いているのと同じ。たまにオークションに出てきますが、間違っても買わないように!
どちらもサントラとしての価値はゼロ。
作曲:ジョルジュ・オーリック(元々クラシックの作曲家。フランス6人組の1人。)
ヴィクター・ヤング(クレジット無し。オープニング曲の後半を担当)
「ローマの休日」は音楽が表立たないように作られています。「ローマの休日」の音楽と聞いて、思い出す人はほぼいないでしょう。
最近の「ローマの休日」関連の番組で、よく「ローマの休日」の音楽が使われるようになりましたが、それを聴いて “あっ、これ「ローマの休日」や!” って思う人はオードリーとサントラのよっぽどのファンでもない限り皆無だと思います。


指揮リチャード・バーナス、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によるメインタイトルです。
オリジナルのフィルム・バージョンのスコア(総譜)に基づいて録音されたもの。《ハリウッドの黄金時代 第3集》というCDに収録。2013年発売で、録音も新しい。2014年現在、「ローマの休日」の音楽としてお勧め出来るのはこれだけ。
オススメ度:★★★

日本で長い間「ローマの休日」として使用されてきたのは、映画の始めでオードリー扮するアン王女が各国の大使といやいや踊るシーンで使われた“大使館のワルツ”の変なアレンジもの。
これは日本で映画から採譜され、大幅なアレンジが加えられ、イージー・リスニング化してしまったもの。映画の雰囲気は全然ありません。
映画でもただのBGMの扱いなので、もともと音楽の印象の薄い「ローマの休日」で、さらにこの曲とアレンジではもちろん誰1人として映画のシーンも浮かばないと思われます。
しかもジョー役のグレゴリー・ペックとも絡んですらないシーンでの音楽。サントラとしての価値は全く無く、聞く必要もありません。
採譜した人が難しいメインタイトルではなく、簡単に採譜出来そうな大使館のワルツを採譜したものと思われます。過去のレコードなどでは、“メイン・タイトル”などと誤って書かれているものもあります。
演奏自体は何種類かあるものの、現在はキングレコード発売の各種映画音楽のコンピレーションCDでのみ聞く事が可能。
収録されている歴代のものはそれぞれ演奏団体名を変えていますが、演奏は実は全く同じです。その場限りの寄せ集めのメンバーによる楽団です。
過去にはソニー、フィリップス(現:ユニバーサル)からもイージー・リスニングのものがありました。
それらもその場限りの寄せ集め楽団です。
キング・レコードの演奏団体名…スクリーン・ポップス、ルネ・クレール・オーケストラ、レオン・ポップス(名称は違えど、同じもの)
ソニー・レコードの演奏団体名…アンサンブル・プチとスクリーンランド・オーケストラ
フィリップス・レコードの演奏団体名…ミシェル・クレマン楽団
こちらもオードリーの紹介番組などでたまに使われていますが、“無駄なことしてるなー…” と思ってます。
しかもこちらの曲を選ぶというのは、音楽を選んだ人がセンスが無い&「ローマの休日」をよく知らないんだと思ってます。
オススメ度:なし

「ローマの休日」の音楽として紹介されているものがありますが、ヨーロッパ巡りをテーマにしたローマをイメージした曲に“Roman Holiday”という題名を付けて出したもの。映画「ローマの休日」とは全く関係ないです。(映画で確認済み)
(これを紹介しているサイトでは、上記のキングレコードのイージー・リスニング演奏を “世界初録音、公開当時録音のサントラ音源!” などと書いていますが、これも誤り。演奏がレオン・ポップスと書いてある時点でサントラじゃないの丸出しだし)
↓下のものですが、聴いていただくと「ローマの休日」に使われていないことがわかるはずです。間違えて買わないでください。

過去に「ローマの休日」のレコードとして、雑誌“ロードショー”の付録でついたものがある。映画そのままを録音した物で、セリフなども入っている。
さらに、ジャケットすら無い某国の海賊盤の粗悪なピクチャーレコードの物がありますが、これも映画そのままを録音したらしく、セリフ・効果音そのまま。聞く価値・買う価値無し。DVDを流して聞いているのと同じ。たまにオークションに出てきますが、間違っても買わないように!
どちらもサントラとしての価値はゼロ。
2014年11月15日
「麗しのサブリナ」オリジナル・サウンドトラック
作曲、編曲:フレデリック・ホランダー
主に既成曲である、“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”“バナナ”“ロマンティック”などを使用している。
映画で使われた本当のサントラ:出ています。
ただし、肝心の“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”と“バナナ”が入っていない不完全版です。全世界限定1000枚なので、なくなるのも早いと思います。
リマスターされているようで、54年の作品にしては音もいいです。
オススメ度:★★(“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”“バナナ”が入れば、星の数はアップするのですが…。)
オリジナル・サウンド・スコア:メインタイトルだけあります。
ただし、これは本当のサントラが出たので、価値が無くなったかと思います。でも70年代の録音なので、本当のサントラよりは音がいいです。
チャールズ・ゲルハルト指揮、ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団演奏。日本で録音された物とは違い、音が厚く聞き応えがあります。
詳しい情報はこちら。
その他の演奏:
日本でオードリー作品の音楽として出る場合に“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”が入っている事が多いですが、映画とは似ても似つかない演奏。
映画とは関係なく、“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”はもともとシャンソンの名曲なので、演奏はいっぱいあります。
映画そのままの“ラ・ヴィアン・ローズ”
映画からそのまま録った、セリフ・効果音入りの物が、デジタル・ミュージックで売っていますが、これはちょっと…。
家でDVDとかを流しているのと同じ。サントラとしての価値はないし、わざわざ買うほどの物だろうか、という…。
だいたい、これはパラマウントの著作権のクリアは出来ているかも疑問。
主に既成曲である、“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”“バナナ”“ロマンティック”などを使用している。

ただし、肝心の“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”と“バナナ”が入っていない不完全版です。全世界限定1000枚なので、なくなるのも早いと思います。
リマスターされているようで、54年の作品にしては音もいいです。
オススメ度:★★(“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”“バナナ”が入れば、星の数はアップするのですが…。)

ただし、これは本当のサントラが出たので、価値が無くなったかと思います。でも70年代の録音なので、本当のサントラよりは音がいいです。
チャールズ・ゲルハルト指揮、ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団演奏。日本で録音された物とは違い、音が厚く聞き応えがあります。
詳しい情報はこちら。

日本でオードリー作品の音楽として出る場合に“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”が入っている事が多いですが、映画とは似ても似つかない演奏。
映画とは関係なく、“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”はもともとシャンソンの名曲なので、演奏はいっぱいあります。

映画からそのまま録った、セリフ・効果音入りの物が、デジタル・ミュージックで売っていますが、これはちょっと…。
家でDVDとかを流しているのと同じ。サントラとしての価値はないし、わざわざ買うほどの物だろうか、という…。
だいたい、これはパラマウントの著作権のクリアは出来ているかも疑問。
2014年11月16日
「戦争と平和」オリジナル・サウンドトラック
作曲:ニーノ・ロータ(「太陽がいっぱい」「ゴッドファーザー」「ロミオとジュリエット」などの巨匠)
演奏:Franco Ferrara & His Orchestra ということだそうです
映画で使われた本当のサントラ:出ています。
ただし、CDは1990年と2008年に出ましたが、どちらも既に入手困難。価格は高騰しています。
現在はダウンロードで簡単に入手が可能になっています。
音質はCDでもデジタルミュージックでも、リマスターされていないのでとても悪いです。後半の曲になればなるほど音がこもっていきます。
また、デジタル・ミュージックは版権が切れているのか、同じ物が何種類も(10種類以上)出ています。値段はそれぞれ違うので(900円〜1500円)、試しで聴いて、少しでも音のいい物を選んでください。
600円のもありますが、“アナトールとナターシャ”という曲が欠けているので、お勧めしません。
ここでは、安い900円の中で音質がまあいい物を載せました。
オススメ度:★★
オリジナル・サウンドスコア:あります。
ニーノ・ロータ自身はこの曲を気に入ってたようで、組曲風にして演奏しています。約6分半。
後年に録っているので、本当のサントラよりも音が良くなっています。
他のコンピレーションものにもありますが、キングレコードのオードリー作品集のCDで収録されています。
他がイージーリスニングで聴くほどのものではないのですが、「戦争と平和」のみサウンドスコア盤の重厚で映画らしい音がします。
また、他の指揮者が巨匠ニーノ・ロータの曲ということで。録音しているものもいくつかあります。
その他の演奏:
昔のオードリー映画特集のレコードなどで “ナターシャのテーマ” を日本のオーケストラが演奏した物がありますが、音が薄いです。旋律だけ取ってきて、アレンジしたもの。映画の雰囲気はありません。
演奏:Franco Ferrara & His Orchestra ということだそうです

ただし、CDは1990年と2008年に出ましたが、どちらも既に入手困難。価格は高騰しています。
現在はダウンロードで簡単に入手が可能になっています。
音質はCDでもデジタルミュージックでも、リマスターされていないのでとても悪いです。後半の曲になればなるほど音がこもっていきます。
また、デジタル・ミュージックは版権が切れているのか、同じ物が何種類も(10種類以上)出ています。値段はそれぞれ違うので(900円〜1500円)、試しで聴いて、少しでも音のいい物を選んでください。
600円のもありますが、“アナトールとナターシャ”という曲が欠けているので、お勧めしません。
ここでは、安い900円の中で音質がまあいい物を載せました。
オススメ度:★★

ニーノ・ロータ自身はこの曲を気に入ってたようで、組曲風にして演奏しています。約6分半。
後年に録っているので、本当のサントラよりも音が良くなっています。
他のコンピレーションものにもありますが、キングレコードのオードリー作品集のCDで収録されています。
他がイージーリスニングで聴くほどのものではないのですが、「戦争と平和」のみサウンドスコア盤の重厚で映画らしい音がします。
また、他の指揮者が巨匠ニーノ・ロータの曲ということで。録音しているものもいくつかあります。

昔のオードリー映画特集のレコードなどで “ナターシャのテーマ” を日本のオーケストラが演奏した物がありますが、音が薄いです。旋律だけ取ってきて、アレンジしたもの。映画の雰囲気はありません。
2014年11月17日
「パリの恋人」オリジナル・サウンドトラック
作曲:ジョージ・ガーシュウィン(「ラプソディー・イン・ブルー」などの作曲家)、作詞:アイラ・ガーシュウィン
ロジャー・イーデンス、レナード・ガーシュ。
上記以外にも、アレクサンダー・カレッジ(「スタートレック」のテーマ曲が有名)がオーケストレーション&一部作曲しているほか、クレジットされていない作曲者が数名いるらしい。
映画で使われた本当のサントラ:出ています。ただし、不完全版です。
主な歌曲は有るものの、インストの挿入曲のほとんどは未収録。また歌曲でも“Think Pink! ”は一部カットされた短縮版。
CDは国内盤でも2度出ましたし、海外版でも何度か出ていますが、今は廃盤になっているようです。12曲約42分。
ただし、輸入盤でオレンジのジャケットで出た物がありますが、“Think Pink! ”と“Funny Face” の2曲で音飛びがありますので、買わない方がいいです。
ピンクのジャケットの物を選んでください。
デジタル・ミュージックでの購入は可能。同じものが何種類も出ています。
ただし、海外のオレンジ版CDで音飛びしていた2曲は、そのままになっているデジタル版も多いです。
4曲目の“Funny Face” で試聴でもわかるので、それを聴いて、音が飛んでないものを選びましょう。
さらに、物によっては1曲少なくて11曲しかない物もありますので、買う際は要注意。
ここでは。4曲目に音飛びの無い物で、きちんと12曲入っている物を選んで紹介しました。
また、過去に出ていたレーザーディスクで、副音声に映画のセリフや歌をカットした、音楽だけ聴ける特典のあるものがありました(ワイド版のみ)。48曲約71分。
ただしこれは、映画そのものに音声カットの加工をした物なので、セリフや効果音が入るために音が小さくなる部分はそのまま、というものです。
オリジナル・テープからの完全全曲リマスター版が欲しい所です。
オススメ度:★★★(現在の不完全版に対して。全曲盤が出た場合、評価は上がります。)
↓こちらが買ってはいけないオレンジ版。
その他の演奏:
日本の昔のオードリー特集のレコードなどで “ス・ワンダフル” がイージー・リスニング風の編曲をされたものがあります。
他にも、ジョージ・ガーシュウィンの曲でJAZZ風に収録された物が多いです。
ロジャー・イーデンス、レナード・ガーシュ。
上記以外にも、アレクサンダー・カレッジ(「スタートレック」のテーマ曲が有名)がオーケストレーション&一部作曲しているほか、クレジットされていない作曲者が数名いるらしい。

主な歌曲は有るものの、インストの挿入曲のほとんどは未収録。また歌曲でも“Think Pink! ”は一部カットされた短縮版。
CDは国内盤でも2度出ましたし、海外版でも何度か出ていますが、今は廃盤になっているようです。12曲約42分。
ただし、輸入盤でオレンジのジャケットで出た物がありますが、“Think Pink! ”と“Funny Face” の2曲で音飛びがありますので、買わない方がいいです。
ピンクのジャケットの物を選んでください。
デジタル・ミュージックでの購入は可能。同じものが何種類も出ています。
ただし、海外のオレンジ版CDで音飛びしていた2曲は、そのままになっているデジタル版も多いです。
4曲目の“Funny Face” で試聴でもわかるので、それを聴いて、音が飛んでないものを選びましょう。
さらに、物によっては1曲少なくて11曲しかない物もありますので、買う際は要注意。
ここでは。4曲目に音飛びの無い物で、きちんと12曲入っている物を選んで紹介しました。
また、過去に出ていたレーザーディスクで、副音声に映画のセリフや歌をカットした、音楽だけ聴ける特典のあるものがありました(ワイド版のみ)。48曲約71分。
ただしこれは、映画そのものに音声カットの加工をした物なので、セリフや効果音が入るために音が小さくなる部分はそのまま、というものです。
オリジナル・テープからの完全全曲リマスター版が欲しい所です。
オススメ度:★★★(現在の不完全版に対して。全曲盤が出た場合、評価は上がります。)
↓こちらが買ってはいけないオレンジ版。

日本の昔のオードリー特集のレコードなどで “ス・ワンダフル” がイージー・リスニング風の編曲をされたものがあります。
他にも、ジョージ・ガーシュウィンの曲でJAZZ風に収録された物が多いです。
2014年11月18日
「昼下りの情事」オリジナル・サウンドトラック
作曲:フランツ・ワックスマン
ただし、この映画の中で最も有名な “魅惑のワルツ(ファッシネーション)”は既存曲。
「昼下りの情事」映画公開時、大ヒットとなり、映画音楽のスタンダードになった。
本当のサントラ:あります。ただし3曲入りのレコードのみ。そのレコードも、アメリカ・フランスでの発売にとどまり、日本版の発売は有りませんでした。CDはありません。
レコード収録曲:1.昼下りの情事 2.ホット・パプリカ 3.魅惑のワルツ です。
このうち、“昼下りの情事”と“魅惑のワルツ”は映画で使われた、というよりも、実際はレコード用に録音し直している物と思われます。
特にメインタイトルである“昼下りの情事”は音が薄すぎます。
デジタル・ミュージックで、その3曲入りのサントラを手に入れる事が可能。
なお、元のレコードでの最初のプレス分は約13秒長いバージョン。一旦終わったと思った後に、再度旋律が途中まで演奏されるバージョン。
2回目以降のプレスではその不自然な終わり方の部分をカット。フェイドアウトにしている。(天使のらくがきさんの情報で、実際に聴かせていただきました。ありがとうございます。)
デジタル・ミュージックは2回目以降のプレスと同じ、13秒短いバージョン。
完全版のサントラが望まれるオードリー映画の1つ。
オススメ度:★★★★
その他の演奏:
日本では色んな人のカバー盤レコードが公開当時たくさん出ましたが、どれも本当のサントラではありません。オークションなどで日本の物が《サントラ》と銘打って出品されていますが、誤りです。日本版は出ていません。お間違えなきように。
また、オードリー作品集でも外せない1曲となっており、色んなアレンジで過去に出ていますが、単なるイージーリスニングになっており、本物らしさはありません。
ただし、この映画の中で最も有名な “魅惑のワルツ(ファッシネーション)”は既存曲。
「昼下りの情事」映画公開時、大ヒットとなり、映画音楽のスタンダードになった。

レコード収録曲:1.昼下りの情事 2.ホット・パプリカ 3.魅惑のワルツ です。
このうち、“昼下りの情事”と“魅惑のワルツ”は映画で使われた、というよりも、実際はレコード用に録音し直している物と思われます。
特にメインタイトルである“昼下りの情事”は音が薄すぎます。
デジタル・ミュージックで、その3曲入りのサントラを手に入れる事が可能。
なお、元のレコードでの最初のプレス分は約13秒長いバージョン。一旦終わったと思った後に、再度旋律が途中まで演奏されるバージョン。
2回目以降のプレスではその不自然な終わり方の部分をカット。フェイドアウトにしている。(天使のらくがきさんの情報で、実際に聴かせていただきました。ありがとうございます。)
デジタル・ミュージックは2回目以降のプレスと同じ、13秒短いバージョン。
完全版のサントラが望まれるオードリー映画の1つ。
オススメ度:★★★★

日本では色んな人のカバー盤レコードが公開当時たくさん出ましたが、どれも本当のサントラではありません。オークションなどで日本の物が《サントラ》と銘打って出品されていますが、誤りです。日本版は出ていません。お間違えなきように。
また、オードリー作品集でも外せない1曲となっており、色んなアレンジで過去に出ていますが、単なるイージーリスニングになっており、本物らしさはありません。
2014年11月19日
「マイヤーリング」オリジナル・サウンドトラック
作曲:ジョージ・バスマン
本当のサントラ:出ていません。
いい曲なのに、残念ですね。せめてメインタイトルと、エンドタイトルの音楽が欲しいです。
日本版予告編ではチャイコフスキーの“花のワルツ”が使われていますが、マイヤーリング事件は1889年、“花のワルツ”のあるチャイコフスキーの《くるみ割り人形》は1892年が初演なので、実際にはまだ世に出ていませんよね。
映画内でオペラを見るシーンと、ワルツを踊るシーンがありますが、オペラもウィンナ・ワルツも疎いので、曲名がわかる方は教えて下さい。
オススメ度:★★★★(エンドタイトルの曲に対して)

いい曲なのに、残念ですね。せめてメインタイトルと、エンドタイトルの音楽が欲しいです。
日本版予告編ではチャイコフスキーの“花のワルツ”が使われていますが、マイヤーリング事件は1889年、“花のワルツ”のあるチャイコフスキーの《くるみ割り人形》は1892年が初演なので、実際にはまだ世に出ていませんよね。
映画内でオペラを見るシーンと、ワルツを踊るシーンがありますが、オペラもウィンナ・ワルツも疎いので、曲名がわかる方は教えて下さい。
オススメ度:★★★★(エンドタイトルの曲に対して)
2014年11月20日
「尼僧物語」オリジナル・サウンドトラック
作曲:フランツ・ワックスマン
サントラ:出ています。ただし、全て廃盤。
12曲入りのレコードが1959年初公開時と1975年に。CDは22曲入りが1991年に、2枚組61曲入りのプロモ盤が2002年頃に。日本版は一度も出ていません。全て海外の物。
今はCDの入手は難しいですが、デジタル・ミュージックでの発売があります。貴重なプロモ盤は、アマゾンなどでは入手が出来ません。根気よくオークションで探すしかありません。
監督のフレッド・ジンネマンはフランス・ワックスマンが作った曲が気に入らず、相当数がボツになっています。監督の自伝では、ワックスマンがカトリックが嫌いで、暗い曲ばかりを作曲したからとのこと。
監督の気に入らない曲は1から作り直し、或いはメインタイトルのテーマで作り直しをさせられています。なので、CDに入っている曲の多くがフィルムで使われていないもの、という変わったサントラになっています。
デジタル・ミュージックは、入っている曲数が色々あるので購入には要注意。曲数が最も多いのは1991年盤と同じ22曲入りです。
2016.1.22追記:91年盤CDの欄でデジタルミュージックが出ていますが、こちらはなんと2枚組CDのデジタル・ミュージック版!
ところがその2枚組の1枚目の36曲しかデジタル化されてなくて、2枚目25曲が未収録。途中で終わっているという不思議なものになっています。
ストーリー的にはコンゴの途中までしか音楽がありません。
オススメ度;ガブリエルのテーマは★★★★、それ以外は星なしで。
コンピレーション・サントラ:
オードリー・ヘプバーンのサントラばかりを集めたCDで「尼僧物語」のメインテーマも1曲入っています。これもサントラです。
その他の演奏:
日本で10種類以上のオードリーの曲集のレコードが出ていましたが、「尼僧物語」に関しては1度も収録されていません。なので、イージーリスニング風のペラッペラな演奏は存在していません。

12曲入りのレコードが1959年初公開時と1975年に。CDは22曲入りが1991年に、2枚組61曲入りのプロモ盤が2002年頃に。日本版は一度も出ていません。全て海外の物。
今はCDの入手は難しいですが、デジタル・ミュージックでの発売があります。貴重なプロモ盤は、アマゾンなどでは入手が出来ません。根気よくオークションで探すしかありません。
監督のフレッド・ジンネマンはフランス・ワックスマンが作った曲が気に入らず、相当数がボツになっています。監督の自伝では、ワックスマンがカトリックが嫌いで、暗い曲ばかりを作曲したからとのこと。
監督の気に入らない曲は1から作り直し、或いはメインタイトルのテーマで作り直しをさせられています。なので、CDに入っている曲の多くがフィルムで使われていないもの、という変わったサントラになっています。
デジタル・ミュージックは、入っている曲数が色々あるので購入には要注意。曲数が最も多いのは1991年盤と同じ22曲入りです。
2016.1.22追記:91年盤CDの欄でデジタルミュージックが出ていますが、こちらはなんと2枚組CDのデジタル・ミュージック版!
ところがその2枚組の1枚目の36曲しかデジタル化されてなくて、2枚目25曲が未収録。途中で終わっているという不思議なものになっています。
ストーリー的にはコンゴの途中までしか音楽がありません。
オススメ度;ガブリエルのテーマは★★★★、それ以外は星なしで。

オードリー・ヘプバーンのサントラばかりを集めたCDで「尼僧物語」のメインテーマも1曲入っています。これもサントラです。

日本で10種類以上のオードリーの曲集のレコードが出ていましたが、「尼僧物語」に関しては1度も収録されていません。なので、イージーリスニング風のペラッペラな演奏は存在していません。
2014年11月21日
「緑の館」オリジナル・サウンドトラック
作曲:エイトル・ヴィラ=ロボス
ブラニスラウ・ケイパー
映画で使われた本当のサントラ:出ています。ただし、全世界で3000枚だけのプレスで、今では入手困難です。
レコード時代には出ていません。CDで世界初の発売になりました。
アンソニー・パーキンスが歌う“緑の館の歌”はCD未収録。サントラCDは79分53秒の収録なので、入る余地はありませんでした。
愛のテーマは美しいのですが、全体には重い曲が多いです。
CDのみの発売で、デジタル・ミュージックでは出ていません。
ライナーノートは「緑の館」写真集かというくらいの豪華版です。
このCDを発売した FILM SCORE MONTHLY という会社は上質なサントラCDを作る事で有名でしたが、既にサントラCDの生産から撤退しましたので、今後の再プレスは難しいと思われます。同じ会社から出た「暗くなるまで待って」のサントラも同様です。
オススメ度:★★★
その他の演奏:
過去のオードリー作品集のレコードなどでも、「緑の館」は一度も収録された事がありません。
アンソニー・パーキンスが歌った“緑の館の歌”のみ、他の人がカバーしているバージョンがいくつかあります。
日本では手嶌葵さんがカバーしていました。
エイトル・ヴィラ=ロボスの「緑の館」:
クラシックの作曲家であるエイトル・ヴィラ=ロボスは、せっかく作曲したのですが、残念ながら内容に沿った甘いメロディには乏しく、それを補うために制作側はブラニスラウ・ケイパーに甘いメロディを書いてもらい、かなり差し替えになりました。
がっかりしたヴィラ=ロボスは自分なりの「緑の館」を作ろうと、「アマゾンの森」という曲名でまとめています。1959年に亡くなっていますので、最晩年の作品ということになります。こちらもCD及びデジタル・ミュージックで聴く事が出来ます。
ブラニスラウ・ケイパー

レコード時代には出ていません。CDで世界初の発売になりました。
アンソニー・パーキンスが歌う“緑の館の歌”はCD未収録。サントラCDは79分53秒の収録なので、入る余地はありませんでした。
愛のテーマは美しいのですが、全体には重い曲が多いです。
CDのみの発売で、デジタル・ミュージックでは出ていません。
ライナーノートは「緑の館」写真集かというくらいの豪華版です。
このCDを発売した FILM SCORE MONTHLY という会社は上質なサントラCDを作る事で有名でしたが、既にサントラCDの生産から撤退しましたので、今後の再プレスは難しいと思われます。同じ会社から出た「暗くなるまで待って」のサントラも同様です。
オススメ度:★★★

過去のオードリー作品集のレコードなどでも、「緑の館」は一度も収録された事がありません。
アンソニー・パーキンスが歌った“緑の館の歌”のみ、他の人がカバーしているバージョンがいくつかあります。
日本では手嶌葵さんがカバーしていました。

クラシックの作曲家であるエイトル・ヴィラ=ロボスは、せっかく作曲したのですが、残念ながら内容に沿った甘いメロディには乏しく、それを補うために制作側はブラニスラウ・ケイパーに甘いメロディを書いてもらい、かなり差し替えになりました。
がっかりしたヴィラ=ロボスは自分なりの「緑の館」を作ろうと、「アマゾンの森」という曲名でまとめています。1959年に亡くなっていますので、最晩年の作品ということになります。こちらもCD及びデジタル・ミュージックで聴く事が出来ます。
2014年11月22日
「許されざる者」オリジナル・サウンドトラック
作曲:ディミトリ・ティオムキン
映画で使われた本当のサントラ:あります。現在も新品が入手可能。
レコードはモノラルバージョンとステレオバージョンが発売されていました。公開当時には日本版もあったようです。
CDは1994年、2007年、2010年に発売がありました。音はもちろん2007年と2010年の物が圧倒的にいいです。15曲32分。
2007年盤は他の4作品との3枚組、2010年盤は「大西部への道」とのカップリングです。
2010年盤は、アマゾンでは「大西部への道」がメインジャケットになってますが、実際には「許されざる者」がメインジャケットです。
またデジタル・ミュージックも入手可能です。
オススメ度;★★★(メインテーマとロデオの曲はいいのですが、それ以外が印象に残りません)
オリジナル・サウンドスコア盤:
プラハシティ・フィルハーモニックオーケストラによる“許されざる者”1曲の録音があります。この曲はサントラでは2曲目に入っており、映画のタイトルバックで流れる曲ではなく、ちょっと遅いバージョンです。オードリー・ヘプバーンの写真集の付録で聴く事が出来ます。
その他の演奏:
日本版のサントラの権利を持っているのはキング・レコードなのですが、過去にキング・レコードがオードリー作品集や西部劇のレコードを作る時に“サントラ”として入れていたものは、全て本当のサントラではありません。その演奏はドン・コスタ・ヴォイス&オーケストラという所の演奏。
どこかでホントのサントラと、このカバーの演奏が入れ替わってしまったようです。
ドン・コスタ・ヴォイス&オーケストラ以外にも、オードリーの作品集のレコードを作る際にイージーリスニング風のアレンジでよく収録されていました。
同じ2期の「尼僧物語」や「緑の館」が全く収録されないのに比して、かなりの高確率で収録されていたのでとても不思議です。
また、巨匠ティオムキンの作曲なので、他の人による演奏もあります。アレンジが色々あって面白いので、ぜひ聴き比べてください。

レコードはモノラルバージョンとステレオバージョンが発売されていました。公開当時には日本版もあったようです。
CDは1994年、2007年、2010年に発売がありました。音はもちろん2007年と2010年の物が圧倒的にいいです。15曲32分。
2007年盤は他の4作品との3枚組、2010年盤は「大西部への道」とのカップリングです。
2010年盤は、アマゾンでは「大西部への道」がメインジャケットになってますが、実際には「許されざる者」がメインジャケットです。
またデジタル・ミュージックも入手可能です。
オススメ度;★★★(メインテーマとロデオの曲はいいのですが、それ以外が印象に残りません)

プラハシティ・フィルハーモニックオーケストラによる“許されざる者”1曲の録音があります。この曲はサントラでは2曲目に入っており、映画のタイトルバックで流れる曲ではなく、ちょっと遅いバージョンです。オードリー・ヘプバーンの写真集の付録で聴く事が出来ます。

日本版のサントラの権利を持っているのはキング・レコードなのですが、過去にキング・レコードがオードリー作品集や西部劇のレコードを作る時に“サントラ”として入れていたものは、全て本当のサントラではありません。その演奏はドン・コスタ・ヴォイス&オーケストラという所の演奏。
どこかでホントのサントラと、このカバーの演奏が入れ替わってしまったようです。
ドン・コスタ・ヴォイス&オーケストラ以外にも、オードリーの作品集のレコードを作る際にイージーリスニング風のアレンジでよく収録されていました。
同じ2期の「尼僧物語」や「緑の館」が全く収録されないのに比して、かなりの高確率で収録されていたのでとても不思議です。
また、巨匠ティオムキンの作曲なので、他の人による演奏もあります。アレンジが色々あって面白いので、ぜひ聴き比べてください。
2014年11月23日
「ティファニーで朝食を」オリジナル・サウンドトラック
作曲:ヘンリー・マンシーニ(オードリー作品以外では「ひまわり」「ピンク・パンサー シリーズ」「刑事コロンボ のテーマ」が有名)
映画で使われた本当のサントラ:あります。2013年に初めて市販盤でのCDが発売されました。ほぼ完全版。
それまでは一部のみの収録か、ブートレグ、あるいは下記の“サントラ”という名目のサントラでないものがあっただけでした。
市販盤はボーナストラックがあまり良くないです。ボーナストラックではブート盤の方が良いです。
似たようなジャケットで、下記の“自称サントラ”盤もありますので、買う際は要注意!
こちらの本物は38曲、約79分収録。
デジタル・ミュージックでも“自称サントラ”が大半なので、買う時に注意してください。
本当のサントラタイプが1つだけ出ています。値段も“自称サントラ”と同じくらいなので、ダウンロードするなら圧倒的にこちらがいいと思います。
なお、オードリーの歌う“ムーン・リヴァー” だけ欲しい方は、映画と同じオーケストラ付きバージョンが11曲目、オードリーとギターだけのバージョンが30曲目です。
オススメ度:★★★★★
上記のフィルム・バージョンのサントラでのオードリーのヴォーカルは、エコーを効かせ過ぎなので、もっとオリジナルに忠実な方がいい!という方のために、“ムーン・リヴァー”のみのデジタル・ミュージックもピックアップしてみました。
あまりにもいっぱいあるので、ジャケットがオードリーのものと正規版をチョイスしてみました。
過去の自称“サントラ”:
作曲者のヘンリー・マンシーニは自作を録音し直して発売する事が多々あり、オードリー作品は過去に出ていた物はすべてそのタイプでした。なので、過去に出ていた物は“サントラ”と銘打っていても、本当のサントラではありません。
しかもアレンジも全く変えて録音するため、“オリジナル・サウンドスコア”とも言えない上に、映画の雰囲気も全く醸し出さないというもの。ジャジーなイージーリスニングと言っていいでしょう。今となってはオススメしません。
こちらは、オリジナルは12曲入り、約35分。最近ではオードリーの歌などを入れたりして、13曲以上になっているものもあります。
オススメ度:なし
マンシーニは本当のサントラの発売を許可しなかったので、サントラファン泣かせでしたが、マンシーニの死後家族によって許可が出たのか、やっと最近次々と本物のサントラが出始めました。
このタイプは腐る程デジタル・ミュージックが出ています。
が、今時こんなのを欲しがる人がいるのか?とも思いますが、一応50周年バージョンの正規版と、オードリーの歌入りで一番安くてジャケットがオードリーになっているものだけピックアップしてみました。
それ以外の演奏
オードリー自身が歌う“ムーン・リヴァー”は、オードリーの死後に出たサントラのコンピレーション集で初めて収録されました。
また、“ムーン・リヴァー”は名曲なので、数えきれないくらいの人がカバーしています。一部は本当のサントラや、マンシーニが録音し直した自称サントラと一緒に収録されていました。

それまでは一部のみの収録か、ブートレグ、あるいは下記の“サントラ”という名目のサントラでないものがあっただけでした。
市販盤はボーナストラックがあまり良くないです。ボーナストラックではブート盤の方が良いです。
似たようなジャケットで、下記の“自称サントラ”盤もありますので、買う際は要注意!
こちらの本物は38曲、約79分収録。
デジタル・ミュージックでも“自称サントラ”が大半なので、買う時に注意してください。
本当のサントラタイプが1つだけ出ています。値段も“自称サントラ”と同じくらいなので、ダウンロードするなら圧倒的にこちらがいいと思います。
なお、オードリーの歌う“ムーン・リヴァー” だけ欲しい方は、映画と同じオーケストラ付きバージョンが11曲目、オードリーとギターだけのバージョンが30曲目です。
オススメ度:★★★★★
上記のフィルム・バージョンのサントラでのオードリーのヴォーカルは、エコーを効かせ過ぎなので、もっとオリジナルに忠実な方がいい!という方のために、“ムーン・リヴァー”のみのデジタル・ミュージックもピックアップしてみました。
あまりにもいっぱいあるので、ジャケットがオードリーのものと正規版をチョイスしてみました。

作曲者のヘンリー・マンシーニは自作を録音し直して発売する事が多々あり、オードリー作品は過去に出ていた物はすべてそのタイプでした。なので、過去に出ていた物は“サントラ”と銘打っていても、本当のサントラではありません。
しかもアレンジも全く変えて録音するため、“オリジナル・サウンドスコア”とも言えない上に、映画の雰囲気も全く醸し出さないというもの。ジャジーなイージーリスニングと言っていいでしょう。今となってはオススメしません。
こちらは、オリジナルは12曲入り、約35分。最近ではオードリーの歌などを入れたりして、13曲以上になっているものもあります。
オススメ度:なし
マンシーニは本当のサントラの発売を許可しなかったので、サントラファン泣かせでしたが、マンシーニの死後家族によって許可が出たのか、やっと最近次々と本物のサントラが出始めました。
このタイプは腐る程デジタル・ミュージックが出ています。
が、今時こんなのを欲しがる人がいるのか?とも思いますが、一応50周年バージョンの正規版と、オードリーの歌入りで一番安くてジャケットがオードリーになっているものだけピックアップしてみました。

オードリー自身が歌う“ムーン・リヴァー”は、オードリーの死後に出たサントラのコンピレーション集で初めて収録されました。
また、“ムーン・リヴァー”は名曲なので、数えきれないくらいの人がカバーしています。一部は本当のサントラや、マンシーニが録音し直した自称サントラと一緒に収録されていました。
2014年11月24日
「噂の二人」オリジナル・サウンドトラック
作曲:アレックス・ノース
映画で使われた本当のサントラ:出ています。ただし不完全版。
過去に2度CDで発売されました(レコードでは出ていません)。
ただし、元々限定品だったため2種類とも現在は入手困難です。アマゾンでの扱いも無く、サントラ専門店でも売り切れたようです。
最初に出たプロモ盤はメインタイトルすら無く、クライマックスの音楽も別物。
2009年に出た新盤ではメインタイトルは入ったものの、肝心のクライマックスの音楽はやっぱり別物という、サントラとして発売するにはどうよ?ってモノ。
いつか完全版が出る事を祈ります。
デジタル・ミュージックは未発売です。
オススメ度:★★
それ以外の演奏:
地味な作品&音楽なので、過去に色々出ているオードリー作品集のレコードでもほとんど収録されていませんが、一度だけ録音されたものがあります。ペラペラのソノシートなのでまだ聴けていません。

過去に2度CDで発売されました(レコードでは出ていません)。
ただし、元々限定品だったため2種類とも現在は入手困難です。アマゾンでの扱いも無く、サントラ専門店でも売り切れたようです。
最初に出たプロモ盤はメインタイトルすら無く、クライマックスの音楽も別物。
2009年に出た新盤ではメインタイトルは入ったものの、肝心のクライマックスの音楽はやっぱり別物という、サントラとして発売するにはどうよ?ってモノ。
いつか完全版が出る事を祈ります。
デジタル・ミュージックは未発売です。
オススメ度:★★

地味な作品&音楽なので、過去に色々出ているオードリー作品集のレコードでもほとんど収録されていませんが、一度だけ録音されたものがあります。ペラペラのソノシートなのでまだ聴けていません。
2014年11月25日
「パリで一緒に」オリジナル・サウンドトラック
作曲:ネルソン・リドル
Lew Spence & Alan Bergman(挿入歌:THAT FACE)
映画で使われた本当のサントラ:出ています。2017年現在入手可能。
○2016年11月に2枚組の新しいオリジナル・サウンドトラックCDが出ました!
これは今までの “サントラ” と称していたものとは違い、本当のフィルム・バージョンの音楽が収録されています。
全61曲、トータル2時間15分33秒。
また音質もリマスターされており、鮮明!
音楽自体も明らかに今までの自称サントラよりも上出来です。
なぜ今まで発売されてこなかったのだろうという。
今回の本当のサントラは、フィルム・バージョンに加え、別バージョンも収録。
さらにこれまで “サントラ” として発売されていた、実際にはサウンドスコア版だったものもディスク2の後半に収録。
それに、これまでは収録のなかったフレッド・アステアの歌う“THAT FACE” も収録!ただし残念な事にフェイドアウトの不完全版。
それとフランク・シナトラの歌う “エッフェル塔を盗んだ娘” は残念ながら未収録。
それら2曲を聴きたい場合は、↓下記で後述しています。
1000枚限定生産なので、欲しい方は急いでください!無くなると高額になります。
アマゾンでは扱いがありません。こちらはタワー・レコードやARK SOUNDTRACK SQUAREさんで入手が可能。
○2005年にサウンドスコア版CDが出ています。こちらも2017年現在でも新品を入手可能。
これは映画の初公開時にサントラ・レコードとして売っていた物のCD版。
これも2016年版のサントラCDに全曲収録されています。しかも2016年版の方が音質もクリアで綺麗です。
さらに、CDで出ている物は1曲目の頭が切れているという、ちょっと残念なプレス。
レコードは日本版も出ていましたが、もちろんきちんと頭も切れずに入ってます。
○とても効果的かつオードリーにピッタリの“THAT FACE”は歌:フレッド・アステア。
○最初の方で劇中劇のタイトル曲として出てくるのはフランク・シナトラの“エッフェル塔を盗んだ娘”。
アステアの方は、映画では途中で切られた後も聴けるのでいいのですが、シナトラの方は映画そのままをCDに収録してあるだけ(ウィリアム・ホールデンのセリフもそのまま)なので、買う価値はあまりありません。
また、アステアの“THAT FACE”は、デジタル・ミュージックでも出ていますが、同じ演奏なのに、歌がコーラスになる後半部分をカットした短縮版(約2分半)も出回っています。4分越えが正しい物です。
オススメ度:★★★★(“THAT FACE”は★★★★★)2枚組の本物サントラが出て、★1つアップしました!
↓これがサントラレコードと同じ物。別のネルソン・リドルのアルバムとのカップリング。
↓こちらはフレッド・アステアの歌う“THAT FACE”。
↓こちらはフランク・シナトラの歌う“エッフェル塔を盗んだ娘”が収録されていますが、映画からそのままの収録。
その他に入っているサントラ:
オードリーのサントラ集にガブリエルのテーマが入っています。
それ以外の演奏:
レコード時代に、オードリー作品集で何度か他の人による演奏が入っています。本物のほうがいいです。
あと、フレッド・アステアのお気に入りだったのか、自身による“THAT FACE”の別録音もいくつかありますが、映画とは違うアレンジになっています。
※2017年1月31日改訂
Lew Spence & Alan Bergman(挿入歌:THAT FACE)

○2016年11月に2枚組の新しいオリジナル・サウンドトラックCDが出ました!
これは今までの “サントラ” と称していたものとは違い、本当のフィルム・バージョンの音楽が収録されています。
全61曲、トータル2時間15分33秒。
また音質もリマスターされており、鮮明!
音楽自体も明らかに今までの自称サントラよりも上出来です。
なぜ今まで発売されてこなかったのだろうという。
今回の本当のサントラは、フィルム・バージョンに加え、別バージョンも収録。
さらにこれまで “サントラ” として発売されていた、実際にはサウンドスコア版だったものもディスク2の後半に収録。
それに、これまでは収録のなかったフレッド・アステアの歌う“THAT FACE” も収録!ただし残念な事にフェイドアウトの不完全版。
それとフランク・シナトラの歌う “エッフェル塔を盗んだ娘” は残念ながら未収録。
それら2曲を聴きたい場合は、↓下記で後述しています。
1000枚限定生産なので、欲しい方は急いでください!無くなると高額になります。
アマゾンでは扱いがありません。こちらはタワー・レコードやARK SOUNDTRACK SQUAREさんで入手が可能。
○2005年にサウンドスコア版CDが出ています。こちらも2017年現在でも新品を入手可能。
これは映画の初公開時にサントラ・レコードとして売っていた物のCD版。
これも2016年版のサントラCDに全曲収録されています。しかも2016年版の方が音質もクリアで綺麗です。
さらに、CDで出ている物は1曲目の頭が切れているという、ちょっと残念なプレス。
レコードは日本版も出ていましたが、もちろんきちんと頭も切れずに入ってます。
○とても効果的かつオードリーにピッタリの“THAT FACE”は歌:フレッド・アステア。
○最初の方で劇中劇のタイトル曲として出てくるのはフランク・シナトラの“エッフェル塔を盗んだ娘”。
アステアの方は、映画では途中で切られた後も聴けるのでいいのですが、シナトラの方は映画そのままをCDに収録してあるだけ(ウィリアム・ホールデンのセリフもそのまま)なので、買う価値はあまりありません。
また、アステアの“THAT FACE”は、デジタル・ミュージックでも出ていますが、同じ演奏なのに、歌がコーラスになる後半部分をカットした短縮版(約2分半)も出回っています。4分越えが正しい物です。
オススメ度:★★★★(“THAT FACE”は★★★★★)2枚組の本物サントラが出て、★1つアップしました!
↓これがサントラレコードと同じ物。別のネルソン・リドルのアルバムとのカップリング。
↓こちらはフレッド・アステアの歌う“THAT FACE”。
↓こちらはフランク・シナトラの歌う“エッフェル塔を盗んだ娘”が収録されていますが、映画からそのままの収録。

オードリーのサントラ集にガブリエルのテーマが入っています。

レコード時代に、オードリー作品集で何度か他の人による演奏が入っています。本物のほうがいいです。
あと、フレッド・アステアのお気に入りだったのか、自身による“THAT FACE”の別録音もいくつかありますが、映画とは違うアレンジになっています。
※2017年1月31日改訂
2014年11月26日
「シャレード」オリジナル・サウンドトラック
作曲:ヘンリー・マンシーニ
映画で使われた本当のサントラ:出ています。2014年現在入手は容易!完全版。
2014年現在、本当のサントラは米盤と英盤の2種類出ています。後発の英盤の方が安く、音質的にはどちらも変わらないのですが、英盤では最初のユニバーサルのロゴにかかる部分の曲が1曲少ないです。
また、英盤の方がライナーノートのページ数も画像も少なく、画像も少ないし、デザインも凝っていません。
お好みで選べばいいと思いますが、約1000円の違いを気にしないのであれば、米盤の方が全体的に上出来です。
米盤28曲、英盤27曲、約78分。
なお、このバージョンのデジタル・ミュージックは出ていません。
オススメ度:★★★★★
過去に発売されていた“自称 サントラ”版:
「ティファニーで朝食を」や「暗くなるまで待って」でも同じなのですが、作曲のヘンリー・マンシーニは生前、映画でのフィルム・バージョンの発売を許さず、全くの別アレンジで録音したものをRCAから“サントラ”として長い間売っていました。この「シャレード」もそうです。
「シャレード」に関しては、「ティファニーで朝食を」ほど落差がヒドいわけではなく、“自称サントラ盤”も悪くはないですが、やはり映画のバージョンではないので、音の広がり・コード進行・楽器・アレンジ・テンポなどが違います。
完全版が出た今、やはり本当のサントラを選ぶべきでしょう。
こちらは13曲、30分。(デジタル・ミュージックの案内の物は、「ティファニーで朝食を」の自称サントラとの2in1タイプ)
その他の演奏:
有名曲なので、曲だけ・歌入りなど、他の人による演奏は山のようにあります。
日本ではやはり演奏者の人数の都合でやけに薄っぺらい編曲がなされ、聞くに堪えないのが多いです。
海外などでは、普段はクラシックを演奏している一流のオーケストラを使って、音の厚いゴージャスな演奏があります。

2014年現在、本当のサントラは米盤と英盤の2種類出ています。後発の英盤の方が安く、音質的にはどちらも変わらないのですが、英盤では最初のユニバーサルのロゴにかかる部分の曲が1曲少ないです。
また、英盤の方がライナーノートのページ数も画像も少なく、画像も少ないし、デザインも凝っていません。
お好みで選べばいいと思いますが、約1000円の違いを気にしないのであれば、米盤の方が全体的に上出来です。
米盤28曲、英盤27曲、約78分。
なお、このバージョンのデジタル・ミュージックは出ていません。
オススメ度:★★★★★

「ティファニーで朝食を」や「暗くなるまで待って」でも同じなのですが、作曲のヘンリー・マンシーニは生前、映画でのフィルム・バージョンの発売を許さず、全くの別アレンジで録音したものをRCAから“サントラ”として長い間売っていました。この「シャレード」もそうです。
「シャレード」に関しては、「ティファニーで朝食を」ほど落差がヒドいわけではなく、“自称サントラ盤”も悪くはないですが、やはり映画のバージョンではないので、音の広がり・コード進行・楽器・アレンジ・テンポなどが違います。
完全版が出た今、やはり本当のサントラを選ぶべきでしょう。
こちらは13曲、30分。(デジタル・ミュージックの案内の物は、「ティファニーで朝食を」の自称サントラとの2in1タイプ)

有名曲なので、曲だけ・歌入りなど、他の人による演奏は山のようにあります。
日本ではやはり演奏者の人数の都合でやけに薄っぺらい編曲がなされ、聞くに堪えないのが多いです。
海外などでは、普段はクラシックを演奏している一流のオーケストラを使って、音の厚いゴージャスな演奏があります。
2014年11月27日
「マイ・フェア・レディ」オリジナル・サウンドトラック
作詞:アラン・J・ラーナー
作曲:フレデリック・ロー
指揮:アンドレ・プレヴィン
他に、オーケストレーションでアレクサンダー・カレッジ(「スタートレック」のテーマ曲を作った人)も参加しているそうです。
映画で使われた本当のサントラ:出ています、が、サントラとしてみると不完全版。
「マイ・フェア・レディ」のサントラは今まで2度発売されています。最初に出た昔ながらのタイプは、きちんとサントラと言える物で、オーケストラと歌だけのもの。ただ残念な事に、全曲ではありませんでした。「召使いの歌」「間奏曲」「大使館のワルツ」などが入ってません。16曲約52分
これが残念だなーと思っていたら、「マイ・フェア・レディ」公開30周年に合わせて、新盤が発売。今度は全曲入ったのはいいものの、映画そのままの音声で、効果音やセリフまで入っているもの。これじゃ映画を見た方がいいよね、という残念盤。サントラとしてはダメダメ。27曲76分。
ちなみに、リマスターされるまで「間奏曲」として休憩の時に入っていた曲が、30周年リマスターの際にリマスターのスタッフロールで使われる事になり、現在では「終曲」になっています。
(新盤で“間奏曲”となっているのは、まだ本編の途中の曲。)
なお、30周年記念盤では“イライザ:マーニ・ニクソン”などと失礼な表記がなされていましたが、実際には「いまに見てらっしゃい」などはほとんどオードリーの声です。
あと、1963年発売の「映画の友」という雑誌では、撮影も終盤頃にインタビューでオードリー自身が、自分で全曲吹き込んだバージョンがある、と発言しています。
その時はどれくらいオードリーの声で行くか聞かされていなかったようで、“プロの歌手ではないので難しかったですけど、頑張りました。”と答えていました。
50周年の今回、そのオードリーバージョンも収録され、効果音などは無い2枚組の完全版などが出たらいいなあと思います。
30周年の時に「ステキじゃない?」と「証拠を見せて」はビデオやLDの特典で収録されましたが、YouTubeではさらに「いまに見てらっしゃい」の中間部もオードリー版、さらに「踊り明かそう」「あなたなしでも」が発掘されており、残るは「スペインの雨」だけになっています。
ただそれらはピアノ伴奏の練習版なので、オードリー自身が言っていた完成版のオードリーの歌が見つかるといいなあと思っています。
なお、映画バージョンでの「マイ・フェア・レディ」のデジタル・ミュージックはバラ売り1曲しかありません。
でも中身はジュリー・アンドリュースの舞台版なのに、ジャケットはオードリーというのがいくつかあって、これってオードリーにもジュリーにも失礼ですよね。
ヒドいのは「踊り明かそう」で、映画版でもないのに表記はオードリーってのがいくつもありました。
オススメ度:★★★★(本当は星5つですが、サントラとしての出来は最初は全曲ではない、新盤は効果音やセリフの入った不完全版ということで減点)
その他の演奏:
名曲ぞろいの「マイ・フェア・レディ」なので、色んな演奏がありますが、映画に沿って、というより舞台版に近いかもしれません。
ただ、公開当時は映画と全く関係ない演奏でも全てオードリーの写真がレコードジャケットに使われるくらい、映画の勢いは凄かったです。
唯一映画と関わりの深い指揮者であり、ピアニストでもあるアンドレ・プレヴィンが出したジャズ・アレンジのピアノ版「マイ・フェア・レディ」が公式にオードリーの画像を使ってジャケットにしています。
こののち、プレヴィンは映画を離れ、クラシック界の方へ進んでいく事になります。
作曲:フレデリック・ロー
指揮:アンドレ・プレヴィン
他に、オーケストレーションでアレクサンダー・カレッジ(「スタートレック」のテーマ曲を作った人)も参加しているそうです。

「マイ・フェア・レディ」のサントラは今まで2度発売されています。最初に出た昔ながらのタイプは、きちんとサントラと言える物で、オーケストラと歌だけのもの。ただ残念な事に、全曲ではありませんでした。「召使いの歌」「間奏曲」「大使館のワルツ」などが入ってません。16曲約52分
これが残念だなーと思っていたら、「マイ・フェア・レディ」公開30周年に合わせて、新盤が発売。今度は全曲入ったのはいいものの、映画そのままの音声で、効果音やセリフまで入っているもの。これじゃ映画を見た方がいいよね、という残念盤。サントラとしてはダメダメ。27曲76分。
ちなみに、リマスターされるまで「間奏曲」として休憩の時に入っていた曲が、30周年リマスターの際にリマスターのスタッフロールで使われる事になり、現在では「終曲」になっています。
(新盤で“間奏曲”となっているのは、まだ本編の途中の曲。)
なお、30周年記念盤では“イライザ:マーニ・ニクソン”などと失礼な表記がなされていましたが、実際には「いまに見てらっしゃい」などはほとんどオードリーの声です。
あと、1963年発売の「映画の友」という雑誌では、撮影も終盤頃にインタビューでオードリー自身が、自分で全曲吹き込んだバージョンがある、と発言しています。
その時はどれくらいオードリーの声で行くか聞かされていなかったようで、“プロの歌手ではないので難しかったですけど、頑張りました。”と答えていました。
50周年の今回、そのオードリーバージョンも収録され、効果音などは無い2枚組の完全版などが出たらいいなあと思います。
30周年の時に「ステキじゃない?」と「証拠を見せて」はビデオやLDの特典で収録されましたが、YouTubeではさらに「いまに見てらっしゃい」の中間部もオードリー版、さらに「踊り明かそう」「あなたなしでも」が発掘されており、残るは「スペインの雨」だけになっています。
ただそれらはピアノ伴奏の練習版なので、オードリー自身が言っていた完成版のオードリーの歌が見つかるといいなあと思っています。
なお、映画バージョンでの「マイ・フェア・レディ」のデジタル・ミュージックはバラ売り1曲しかありません。
でも中身はジュリー・アンドリュースの舞台版なのに、ジャケットはオードリーというのがいくつかあって、これってオードリーにもジュリーにも失礼ですよね。
ヒドいのは「踊り明かそう」で、映画版でもないのに表記はオードリーってのがいくつもありました。
オススメ度:★★★★(本当は星5つですが、サントラとしての出来は最初は全曲ではない、新盤は効果音やセリフの入った不完全版ということで減点)

名曲ぞろいの「マイ・フェア・レディ」なので、色んな演奏がありますが、映画に沿って、というより舞台版に近いかもしれません。
ただ、公開当時は映画と全く関係ない演奏でも全てオードリーの写真がレコードジャケットに使われるくらい、映画の勢いは凄かったです。
唯一映画と関わりの深い指揮者であり、ピアニストでもあるアンドレ・プレヴィンが出したジャズ・アレンジのピアノ版「マイ・フェア・レディ」が公式にオードリーの画像を使ってジャケットにしています。
こののち、プレヴィンは映画を離れ、クラシック界の方へ進んでいく事になります。