2014年12月01日
「エクスラン・ヴァリーエ」オリジナル・サウンドトラック
歌:由紀さおり
作詞:山上路夫
作曲:S・リタルド(渋谷毅)
編曲:渋谷毅
CMで使われた曲:2曲有り。ただし、「陶酔のワルツ」は別バージョン。
CMの曲をサントラと言うのはどうかと思いますが、オードリーが出演している「エクスラン・ヴァリーエ」のCMで流れた曲が2曲あります。
最初のブラックドレスバージョンで使われたのは「陶酔のワルツ」のスキャット・バージョン。「陶酔のワルツ」はCDでも発売されていますが、CM用のスキャットバージョンはレコード・CDとも未発売。
その後に使われ、「エクスラン・ヴァリーエ」CMソングとしてもっと有名なのは「ヴァリーエ」。
「由紀さおり35周年スペシャルプレミアムコレクション」でのサビの歌詞は ♪マイ フェア ヴァリーエ♪ と書いてありましすし、由紀さおりさんの歌い方もそう聞こえますが、シングルレコードの歌詞カードでは ♪マイ ヘア ヴァリーエ♪ とご丁寧に英語まで添えて書いてあります。
なので、マイ ヘアが正式には正しいのでしょうが、オードリー出演のカツラの宣伝ということで、“マイ・フェア・レディ”のフェアでも、ウィッグのヘアでもOKということになります。
この2曲はシングルのA面/B面として発売されました(「陶酔のワルツ」は歌入りバージョン)。
A面が「ヴァリーエ」、B面が「陶酔のワルツ」ですが、両A面的な扱いだったろうと思います。
ジャケットはカラー面がオードリー、2色刷りが由紀さおりさんになっています。
どちらも作詞・作曲・編曲共同じです。
「ヴァリーエ」は実質A面だったので、他にも収録されているCDが数枚ありますが、「陶酔のワルツ」と一緒に入っているのは「由紀さおり35周年スペシャルプレミアムコレクション」だけになります。
ただし、上記のように「陶酔のワルツ」は歌詞ありバージョンになります。
スキャットバージョンは未発売なので、今後出る事を期待しています。
※「陶酔のワルツ」「ヴァリーエ」共収録
※「ヴァリーエ」のみ収録
※「ヴァリーエ」デジタル・ミュージック
作詞:山上路夫
作曲:S・リタルド(渋谷毅)
編曲:渋谷毅

CMの曲をサントラと言うのはどうかと思いますが、オードリーが出演している「エクスラン・ヴァリーエ」のCMで流れた曲が2曲あります。
最初のブラックドレスバージョンで使われたのは「陶酔のワルツ」のスキャット・バージョン。「陶酔のワルツ」はCDでも発売されていますが、CM用のスキャットバージョンはレコード・CDとも未発売。
その後に使われ、「エクスラン・ヴァリーエ」CMソングとしてもっと有名なのは「ヴァリーエ」。
「由紀さおり35周年スペシャルプレミアムコレクション」でのサビの歌詞は ♪マイ フェア ヴァリーエ♪ と書いてありましすし、由紀さおりさんの歌い方もそう聞こえますが、シングルレコードの歌詞カードでは ♪マイ ヘア ヴァリーエ♪ とご丁寧に英語まで添えて書いてあります。
なので、マイ ヘアが正式には正しいのでしょうが、オードリー出演のカツラの宣伝ということで、“マイ・フェア・レディ”のフェアでも、ウィッグのヘアでもOKということになります。
この2曲はシングルのA面/B面として発売されました(「陶酔のワルツ」は歌入りバージョン)。
A面が「ヴァリーエ」、B面が「陶酔のワルツ」ですが、両A面的な扱いだったろうと思います。
ジャケットはカラー面がオードリー、2色刷りが由紀さおりさんになっています。
どちらも作詞・作曲・編曲共同じです。
「ヴァリーエ」は実質A面だったので、他にも収録されているCDが数枚ありますが、「陶酔のワルツ」と一緒に入っているのは「由紀さおり35周年スペシャルプレミアムコレクション」だけになります。
ただし、上記のように「陶酔のワルツ」は歌詞ありバージョンになります。
スキャットバージョンは未発売なので、今後出る事を期待しています。
※「陶酔のワルツ」「ヴァリーエ」共収録
※「ヴァリーエ」のみ収録
※「ヴァリーエ」デジタル・ミュージック
2014年11月30日
「暗くなるまで待って」オリジナル・サウンドトラック
作曲:ヘンリー・マンシーニ
映画で使われた本当のサントラ:発売済み。決定版。
ただし、もともと3000枚だけのプレスだったため、2007年の発売なのに、現在は入手困難です。
しかもデジタル・ミュージックの発売も無し。
このCDを発売した FILM SCORE MONTHLY という会社は上質なサントラCDを作る事で有名でしたが、既にサントラCDの生産から撤退しましたので、今後の再プレスは難しいと思われます。同じ会社から出た「緑の館」のサントラも同様です。
オススメ度:★★★★(星5つに近い4つ)
過去にサントラとして出ていたEPレコード:
やはり公開当時マンシーニがアレンジを変えて録音し直した物が“自称サントラ”としてEPレコードで世に出回っていました。
A面が「暗くなるまで待って」のテーマ、B面が「三人のテーマ」。
その自称サントラのA面はマンシーニの曲集で「暗くなるまで待って」と書いてあるもので聴けます。
「三人のテーマ」の方はオードリーのサントラ曲集で収録されていました。
その他の演奏:
オードリー作品集のレコードに収録されている事が多いです。
海外の演奏家や歌手がよく録音しています。
日本では越路吹雪さんが1968年の映画初公開時に岩谷時子さんの日本語歌詞でシングルとして発売してました。

ただし、もともと3000枚だけのプレスだったため、2007年の発売なのに、現在は入手困難です。
しかもデジタル・ミュージックの発売も無し。
このCDを発売した FILM SCORE MONTHLY という会社は上質なサントラCDを作る事で有名でしたが、既にサントラCDの生産から撤退しましたので、今後の再プレスは難しいと思われます。同じ会社から出た「緑の館」のサントラも同様です。
オススメ度:★★★★(星5つに近い4つ)

やはり公開当時マンシーニがアレンジを変えて録音し直した物が“自称サントラ”としてEPレコードで世に出回っていました。
A面が「暗くなるまで待って」のテーマ、B面が「三人のテーマ」。
その自称サントラのA面はマンシーニの曲集で「暗くなるまで待って」と書いてあるもので聴けます。
「三人のテーマ」の方はオードリーのサントラ曲集で収録されていました。

オードリー作品集のレコードに収録されている事が多いです。
海外の演奏家や歌手がよく録音しています。
日本では越路吹雪さんが1968年の映画初公開時に岩谷時子さんの日本語歌詞でシングルとして発売してました。
2014年11月29日
「いつも2人で」オリジナル・サウンドトラック
作曲:ヘンリー・マンシーニ
映画で使われた本当のサントラ:ありません。過去に一度も発売されていません。
2014年現在、サントラとして売っている物は、マンシーニが自分で録音し直したもの。今最も本当のサントラを熱望されている作品。
オードリー・ヘプバーンの世間的なテーマ曲が「ムーン・リバー」だとすると、この「いつも2人で」はオードリーの実質のテーマ曲に当たります。
マンシーニ自身も、「ティファニーで朝食を」作曲の頃はまだオードリーと出会ってすぐでしょうが、「いつも2人で」の頃にはすっかりオードリーと親しくなってからの作曲。なので、的確にオードリーの本質を突いてます。
実はヘンリー・マンシーニ自身が“自作曲で最も気に入っている作品”とインタビューで答えていました。
また、オードリーファンやマンシーニファンに限らず、この「いつも2人で」の曲を映画音楽の一番に推す人が多いという傑作!
この作品も「おしゃれ泥棒」のように、マンシーニは多忙のため断ろうとした所、オードリーが直接マンシーニに電話をして、 “この映画は今までの中で一番良い脚本なの。あなた以外にこの映画のための音楽は考えられないわ。”と言って、マンシーニが引き受けたという逸話があります。
今までサントラとして発売されているもの:
初公開時からずっとありますが、これもマンシーニお得意の、自分でアレンジを大幅に変えて録音し直した“自称サントラ”の1つです。
それでも、このメインの旋律はやっぱり凄くて、ヘンリー・マンシーニの最高傑作ではないかと思います。特に7曲目(映画ではメインタイトルに当たる曲)と12曲目(映画ではエンドタイトルに当たるもの)は超凄い!
なお、「おしゃれ泥棒」と同じように、日本版レコードが出た際は、やはり日本独自のジャケットで発売されました。
後に日本初CD化の時も、大阪の会社がこの初公開時の日本独自ジャケットで出しました。
1曲目に入っているのは「いつも2人で」の歌ありバージョンですが、映画では使用されていません。
このバージョンでも、このテーマ曲の凄さがわかります。オススメ度:★★★★★
マンシーニ自身の別演奏:
知っている限りでは、“自称サントラ”以外にも何度かスタジオ録音しています。
1つは、映画でのアレンジに近いもの。5度目の旅でオードリー扮するジョアンナが苦悩する場面のアレンジに似ています。おそらく、まだマンシーニが映画の完成からそう離れてない時期に録音したもの。
他はかなり後年に録音したもの。映画の雰囲気は消え、別物になってしまってます。
その他の演奏:
マンシーニの傑作なので、オードリー作品集のレコードにもほとんど入ってまます。
また、海外の演奏家や歌手もたくさん録音しています。
メロディーがいいので、大抵誰が演奏してもハズすことがありません。

2014年現在、サントラとして売っている物は、マンシーニが自分で録音し直したもの。今最も本当のサントラを熱望されている作品。
オードリー・ヘプバーンの世間的なテーマ曲が「ムーン・リバー」だとすると、この「いつも2人で」はオードリーの実質のテーマ曲に当たります。
マンシーニ自身も、「ティファニーで朝食を」作曲の頃はまだオードリーと出会ってすぐでしょうが、「いつも2人で」の頃にはすっかりオードリーと親しくなってからの作曲。なので、的確にオードリーの本質を突いてます。
実はヘンリー・マンシーニ自身が“自作曲で最も気に入っている作品”とインタビューで答えていました。
また、オードリーファンやマンシーニファンに限らず、この「いつも2人で」の曲を映画音楽の一番に推す人が多いという傑作!
この作品も「おしゃれ泥棒」のように、マンシーニは多忙のため断ろうとした所、オードリーが直接マンシーニに電話をして、 “この映画は今までの中で一番良い脚本なの。あなた以外にこの映画のための音楽は考えられないわ。”と言って、マンシーニが引き受けたという逸話があります。

初公開時からずっとありますが、これもマンシーニお得意の、自分でアレンジを大幅に変えて録音し直した“自称サントラ”の1つです。
それでも、このメインの旋律はやっぱり凄くて、ヘンリー・マンシーニの最高傑作ではないかと思います。特に7曲目(映画ではメインタイトルに当たる曲)と12曲目(映画ではエンドタイトルに当たるもの)は超凄い!
なお、「おしゃれ泥棒」と同じように、日本版レコードが出た際は、やはり日本独自のジャケットで発売されました。
後に日本初CD化の時も、大阪の会社がこの初公開時の日本独自ジャケットで出しました。
1曲目に入っているのは「いつも2人で」の歌ありバージョンですが、映画では使用されていません。
このバージョンでも、このテーマ曲の凄さがわかります。オススメ度:★★★★★

知っている限りでは、“自称サントラ”以外にも何度かスタジオ録音しています。
1つは、映画でのアレンジに近いもの。5度目の旅でオードリー扮するジョアンナが苦悩する場面のアレンジに似ています。おそらく、まだマンシーニが映画の完成からそう離れてない時期に録音したもの。
他はかなり後年に録音したもの。映画の雰囲気は消え、別物になってしまってます。

マンシーニの傑作なので、オードリー作品集のレコードにもほとんど入ってまます。
また、海外の演奏家や歌手もたくさん録音しています。
メロディーがいいので、大抵誰が演奏してもハズすことがありません。
2014年11月28日
「おしゃれ泥棒」オリジナル・サウンドトラック
作曲者:ジョン・ウィリアムズ(「スター・ウォーズ」「ジョーズ」「ハリー・ポッター シリーズ」などの作曲家)
映画で使われた本当のサントラ:あり。ただし、廃盤で入手は困難。
今では巨匠の1人、ジョン・ウィリアムズもこの時はまだ駆け出しで、ヘンリー・マンシーニの弟子だったそう。
この時は俳優のジョン・ウィリアムズとの混同を避け、ジョニー・ウィリアムズと名乗っていた。
この時も最初はヘンリー・マンシーニにオファーしたが、当時超売れっ子だったマンシーニは多忙で断り、変わりに弟子のジョン・ウィリアムズを推したらしい。
サントラは過去にレコードがあり、日本では66年の初公開時と71年リバイバル時でそれぞれ独自のジャケットを作成して発売。
デザイン的には他国を圧倒する出来の良さ。
CDは、90年代初期にドイツからレコードと同じ物がまず発売。それも廃盤になって久しい頃、2008年に2枚組のサントラが発売。
2枚組の方は、1枚目は今までのサントラと同じ物。2枚目に「おしゃれ泥棒」のフィルム・バージョン(要するに本当のサントラ)が収録されました。
ちなみに2枚目は「独身アパート」という、これまたジョン・ウイリアムズの初期作品と同時収録。
2枚組の方は、1枚めの今までのサントラは驚くほど音がクリアになっています。
ただし、2枚目のフィルム・バージョンは保存状態が良くなかったのか、音がこもっています。
その2枚組も既に廃盤。アマゾンでは扱いが無いので、入手はドイツ版より難しくなっています。
でも、ジョン・ウィリアムズのアレンジはフィルム・バージョンでもレコード・バージョンでも大きく変わらないので、なぜわざわざ録音し直すのか不明。
当時の流行りだったんでしょうね。しかもマンシーニの影響も受けてそうだし。
デジタル・ミュージックとしても未発売。最近まであったCDなのに、今は聞くのは難しい作品となっています。
オススメ度:★★★★★
サントラのコンピレーション:
オードリーのサントラ集でメインタイトルが入ってます。この終わり方がそれまでのサントラとは違っていたので、あれ?と思いましたが、フィルムバージョンと同じだったので、ここに収録されているのはフィルム・バージョンだと思います。
その他の演奏:
過去にオードリー作品集として出た日本のレコードやCDに、イージリスニングアレンジの物が入ってますが、やはり音が薄いです。
しかも何でもかんでもムードミュージックにしてしまうので、映画の香りは全然しません。

今では巨匠の1人、ジョン・ウィリアムズもこの時はまだ駆け出しで、ヘンリー・マンシーニの弟子だったそう。
この時は俳優のジョン・ウィリアムズとの混同を避け、ジョニー・ウィリアムズと名乗っていた。
この時も最初はヘンリー・マンシーニにオファーしたが、当時超売れっ子だったマンシーニは多忙で断り、変わりに弟子のジョン・ウィリアムズを推したらしい。
サントラは過去にレコードがあり、日本では66年の初公開時と71年リバイバル時でそれぞれ独自のジャケットを作成して発売。
デザイン的には他国を圧倒する出来の良さ。
CDは、90年代初期にドイツからレコードと同じ物がまず発売。それも廃盤になって久しい頃、2008年に2枚組のサントラが発売。
2枚組の方は、1枚目は今までのサントラと同じ物。2枚目に「おしゃれ泥棒」のフィルム・バージョン(要するに本当のサントラ)が収録されました。
ちなみに2枚目は「独身アパート」という、これまたジョン・ウイリアムズの初期作品と同時収録。
2枚組の方は、1枚めの今までのサントラは驚くほど音がクリアになっています。
ただし、2枚目のフィルム・バージョンは保存状態が良くなかったのか、音がこもっています。
その2枚組も既に廃盤。アマゾンでは扱いが無いので、入手はドイツ版より難しくなっています。
でも、ジョン・ウィリアムズのアレンジはフィルム・バージョンでもレコード・バージョンでも大きく変わらないので、なぜわざわざ録音し直すのか不明。
当時の流行りだったんでしょうね。しかもマンシーニの影響も受けてそうだし。
デジタル・ミュージックとしても未発売。最近まであったCDなのに、今は聞くのは難しい作品となっています。
オススメ度:★★★★★

オードリーのサントラ集でメインタイトルが入ってます。この終わり方がそれまでのサントラとは違っていたので、あれ?と思いましたが、フィルムバージョンと同じだったので、ここに収録されているのはフィルム・バージョンだと思います。

過去にオードリー作品集として出た日本のレコードやCDに、イージリスニングアレンジの物が入ってますが、やはり音が薄いです。
しかも何でもかんでもムードミュージックにしてしまうので、映画の香りは全然しません。