2014年11月19日
「マイヤーリング」オリジナル・サウンドトラック
作曲:ジョージ・バスマン
本当のサントラ:出ていません。
いい曲なのに、残念ですね。せめてメインタイトルと、エンドタイトルの音楽が欲しいです。
日本版予告編ではチャイコフスキーの“花のワルツ”が使われていますが、マイヤーリング事件は1889年、“花のワルツ”のあるチャイコフスキーの《くるみ割り人形》は1892年が初演なので、実際にはまだ世に出ていませんよね。
映画内でオペラを見るシーンと、ワルツを踊るシーンがありますが、オペラもウィンナ・ワルツも疎いので、曲名がわかる方は教えて下さい。
オススメ度:★★★★(エンドタイトルの曲に対して)

いい曲なのに、残念ですね。せめてメインタイトルと、エンドタイトルの音楽が欲しいです。
日本版予告編ではチャイコフスキーの“花のワルツ”が使われていますが、マイヤーリング事件は1889年、“花のワルツ”のあるチャイコフスキーの《くるみ割り人形》は1892年が初演なので、実際にはまだ世に出ていませんよね。
映画内でオペラを見るシーンと、ワルツを踊るシーンがありますが、オペラもウィンナ・ワルツも疎いので、曲名がわかる方は教えて下さい。
オススメ度:★★★★(エンドタイトルの曲に対して)
2014年11月18日
「昼下りの情事」オリジナル・サウンドトラック
作曲:フランツ・ワックスマン
ただし、この映画の中で最も有名な “魅惑のワルツ(ファッシネーション)”は既存曲。
「昼下りの情事」映画公開時、大ヒットとなり、映画音楽のスタンダードになった。
本当のサントラ:あります。ただし3曲入りのレコードのみ。そのレコードも、アメリカ・フランスでの発売にとどまり、日本版の発売は有りませんでした。CDはありません。
レコード収録曲:1.昼下りの情事 2.ホット・パプリカ 3.魅惑のワルツ です。
このうち、“昼下りの情事”と“魅惑のワルツ”は映画で使われた、というよりも、実際はレコード用に録音し直している物と思われます。
特にメインタイトルである“昼下りの情事”は音が薄すぎます。
デジタル・ミュージックで、その3曲入りのサントラを手に入れる事が可能。
なお、元のレコードでの最初のプレス分は約13秒長いバージョン。一旦終わったと思った後に、再度旋律が途中まで演奏されるバージョン。
2回目以降のプレスではその不自然な終わり方の部分をカット。フェイドアウトにしている。(天使のらくがきさんの情報で、実際に聴かせていただきました。ありがとうございます。)
デジタル・ミュージックは2回目以降のプレスと同じ、13秒短いバージョン。
完全版のサントラが望まれるオードリー映画の1つ。
オススメ度:★★★★
その他の演奏:
日本では色んな人のカバー盤レコードが公開当時たくさん出ましたが、どれも本当のサントラではありません。オークションなどで日本の物が《サントラ》と銘打って出品されていますが、誤りです。日本版は出ていません。お間違えなきように。
また、オードリー作品集でも外せない1曲となっており、色んなアレンジで過去に出ていますが、単なるイージーリスニングになっており、本物らしさはありません。
ただし、この映画の中で最も有名な “魅惑のワルツ(ファッシネーション)”は既存曲。
「昼下りの情事」映画公開時、大ヒットとなり、映画音楽のスタンダードになった。

レコード収録曲:1.昼下りの情事 2.ホット・パプリカ 3.魅惑のワルツ です。
このうち、“昼下りの情事”と“魅惑のワルツ”は映画で使われた、というよりも、実際はレコード用に録音し直している物と思われます。
特にメインタイトルである“昼下りの情事”は音が薄すぎます。
デジタル・ミュージックで、その3曲入りのサントラを手に入れる事が可能。
なお、元のレコードでの最初のプレス分は約13秒長いバージョン。一旦終わったと思った後に、再度旋律が途中まで演奏されるバージョン。
2回目以降のプレスではその不自然な終わり方の部分をカット。フェイドアウトにしている。(天使のらくがきさんの情報で、実際に聴かせていただきました。ありがとうございます。)
デジタル・ミュージックは2回目以降のプレスと同じ、13秒短いバージョン。
完全版のサントラが望まれるオードリー映画の1つ。
オススメ度:★★★★

日本では色んな人のカバー盤レコードが公開当時たくさん出ましたが、どれも本当のサントラではありません。オークションなどで日本の物が《サントラ》と銘打って出品されていますが、誤りです。日本版は出ていません。お間違えなきように。
また、オードリー作品集でも外せない1曲となっており、色んなアレンジで過去に出ていますが、単なるイージーリスニングになっており、本物らしさはありません。
2014年11月17日
「パリの恋人」オリジナル・サウンドトラック
作曲:ジョージ・ガーシュウィン(「ラプソディー・イン・ブルー」などの作曲家)、作詞:アイラ・ガーシュウィン
ロジャー・イーデンス、レナード・ガーシュ。
上記以外にも、アレクサンダー・カレッジ(「スタートレック」のテーマ曲が有名)がオーケストレーション&一部作曲しているほか、クレジットされていない作曲者が数名いるらしい。
映画で使われた本当のサントラ:出ています。ただし、不完全版です。
主な歌曲は有るものの、インストの挿入曲のほとんどは未収録。また歌曲でも“Think Pink! ”は一部カットされた短縮版。
CDは国内盤でも2度出ましたし、海外版でも何度か出ていますが、今は廃盤になっているようです。12曲約42分。
ただし、輸入盤でオレンジのジャケットで出た物がありますが、“Think Pink! ”と“Funny Face” の2曲で音飛びがありますので、買わない方がいいです。
ピンクのジャケットの物を選んでください。
デジタル・ミュージックでの購入は可能。同じものが何種類も出ています。
ただし、海外のオレンジ版CDで音飛びしていた2曲は、そのままになっているデジタル版も多いです。
4曲目の“Funny Face” で試聴でもわかるので、それを聴いて、音が飛んでないものを選びましょう。
さらに、物によっては1曲少なくて11曲しかない物もありますので、買う際は要注意。
ここでは。4曲目に音飛びの無い物で、きちんと12曲入っている物を選んで紹介しました。
また、過去に出ていたレーザーディスクで、副音声に映画のセリフや歌をカットした、音楽だけ聴ける特典のあるものがありました(ワイド版のみ)。48曲約71分。
ただしこれは、映画そのものに音声カットの加工をした物なので、セリフや効果音が入るために音が小さくなる部分はそのまま、というものです。
オリジナル・テープからの完全全曲リマスター版が欲しい所です。
オススメ度:★★★(現在の不完全版に対して。全曲盤が出た場合、評価は上がります。)
↓こちらが買ってはいけないオレンジ版。
その他の演奏:
日本の昔のオードリー特集のレコードなどで “ス・ワンダフル” がイージー・リスニング風の編曲をされたものがあります。
他にも、ジョージ・ガーシュウィンの曲でJAZZ風に収録された物が多いです。
ロジャー・イーデンス、レナード・ガーシュ。
上記以外にも、アレクサンダー・カレッジ(「スタートレック」のテーマ曲が有名)がオーケストレーション&一部作曲しているほか、クレジットされていない作曲者が数名いるらしい。

主な歌曲は有るものの、インストの挿入曲のほとんどは未収録。また歌曲でも“Think Pink! ”は一部カットされた短縮版。
CDは国内盤でも2度出ましたし、海外版でも何度か出ていますが、今は廃盤になっているようです。12曲約42分。
ただし、輸入盤でオレンジのジャケットで出た物がありますが、“Think Pink! ”と“Funny Face” の2曲で音飛びがありますので、買わない方がいいです。
ピンクのジャケットの物を選んでください。
デジタル・ミュージックでの購入は可能。同じものが何種類も出ています。
ただし、海外のオレンジ版CDで音飛びしていた2曲は、そのままになっているデジタル版も多いです。
4曲目の“Funny Face” で試聴でもわかるので、それを聴いて、音が飛んでないものを選びましょう。
さらに、物によっては1曲少なくて11曲しかない物もありますので、買う際は要注意。
ここでは。4曲目に音飛びの無い物で、きちんと12曲入っている物を選んで紹介しました。
また、過去に出ていたレーザーディスクで、副音声に映画のセリフや歌をカットした、音楽だけ聴ける特典のあるものがありました(ワイド版のみ)。48曲約71分。
ただしこれは、映画そのものに音声カットの加工をした物なので、セリフや効果音が入るために音が小さくなる部分はそのまま、というものです。
オリジナル・テープからの完全全曲リマスター版が欲しい所です。
オススメ度:★★★(現在の不完全版に対して。全曲盤が出た場合、評価は上がります。)
↓こちらが買ってはいけないオレンジ版。

日本の昔のオードリー特集のレコードなどで “ス・ワンダフル” がイージー・リスニング風の編曲をされたものがあります。
他にも、ジョージ・ガーシュウィンの曲でJAZZ風に収録された物が多いです。
2014年11月16日
「戦争と平和」オリジナル・サウンドトラック
作曲:ニーノ・ロータ(「太陽がいっぱい」「ゴッドファーザー」「ロミオとジュリエット」などの巨匠)
演奏:Franco Ferrara & His Orchestra ということだそうです
映画で使われた本当のサントラ:出ています。
ただし、CDは1990年と2008年に出ましたが、どちらも既に入手困難。価格は高騰しています。
現在はダウンロードで簡単に入手が可能になっています。
音質はCDでもデジタルミュージックでも、リマスターされていないのでとても悪いです。後半の曲になればなるほど音がこもっていきます。
また、デジタル・ミュージックは版権が切れているのか、同じ物が何種類も(10種類以上)出ています。値段はそれぞれ違うので(900円〜1500円)、試しで聴いて、少しでも音のいい物を選んでください。
600円のもありますが、“アナトールとナターシャ”という曲が欠けているので、お勧めしません。
ここでは、安い900円の中で音質がまあいい物を載せました。
オススメ度:★★
オリジナル・サウンドスコア:あります。
ニーノ・ロータ自身はこの曲を気に入ってたようで、組曲風にして演奏しています。約6分半。
後年に録っているので、本当のサントラよりも音が良くなっています。
他のコンピレーションものにもありますが、キングレコードのオードリー作品集のCDで収録されています。
他がイージーリスニングで聴くほどのものではないのですが、「戦争と平和」のみサウンドスコア盤の重厚で映画らしい音がします。
また、他の指揮者が巨匠ニーノ・ロータの曲ということで。録音しているものもいくつかあります。
その他の演奏:
昔のオードリー映画特集のレコードなどで “ナターシャのテーマ” を日本のオーケストラが演奏した物がありますが、音が薄いです。旋律だけ取ってきて、アレンジしたもの。映画の雰囲気はありません。
演奏:Franco Ferrara & His Orchestra ということだそうです

ただし、CDは1990年と2008年に出ましたが、どちらも既に入手困難。価格は高騰しています。
現在はダウンロードで簡単に入手が可能になっています。
音質はCDでもデジタルミュージックでも、リマスターされていないのでとても悪いです。後半の曲になればなるほど音がこもっていきます。
また、デジタル・ミュージックは版権が切れているのか、同じ物が何種類も(10種類以上)出ています。値段はそれぞれ違うので(900円〜1500円)、試しで聴いて、少しでも音のいい物を選んでください。
600円のもありますが、“アナトールとナターシャ”という曲が欠けているので、お勧めしません。
ここでは、安い900円の中で音質がまあいい物を載せました。
オススメ度:★★

ニーノ・ロータ自身はこの曲を気に入ってたようで、組曲風にして演奏しています。約6分半。
後年に録っているので、本当のサントラよりも音が良くなっています。
他のコンピレーションものにもありますが、キングレコードのオードリー作品集のCDで収録されています。
他がイージーリスニングで聴くほどのものではないのですが、「戦争と平和」のみサウンドスコア盤の重厚で映画らしい音がします。
また、他の指揮者が巨匠ニーノ・ロータの曲ということで。録音しているものもいくつかあります。

昔のオードリー映画特集のレコードなどで “ナターシャのテーマ” を日本のオーケストラが演奏した物がありますが、音が薄いです。旋律だけ取ってきて、アレンジしたもの。映画の雰囲気はありません。
2014年11月15日
「麗しのサブリナ」オリジナル・サウンドトラック
作曲、編曲:フレデリック・ホランダー
主に既成曲である、“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”“バナナ”“ロマンティック”などを使用している。
映画で使われた本当のサントラ:出ています。
ただし、肝心の“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”と“バナナ”が入っていない不完全版です。全世界限定1000枚なので、なくなるのも早いと思います。
リマスターされているようで、54年の作品にしては音もいいです。
オススメ度:★★(“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”“バナナ”が入れば、星の数はアップするのですが…。)
オリジナル・サウンド・スコア:メインタイトルだけあります。
ただし、これは本当のサントラが出たので、価値が無くなったかと思います。でも70年代の録音なので、本当のサントラよりは音がいいです。
チャールズ・ゲルハルト指揮、ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団演奏。日本で録音された物とは違い、音が厚く聞き応えがあります。
詳しい情報はこちら。
その他の演奏:
日本でオードリー作品の音楽として出る場合に“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”が入っている事が多いですが、映画とは似ても似つかない演奏。
映画とは関係なく、“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”はもともとシャンソンの名曲なので、演奏はいっぱいあります。
映画そのままの“ラ・ヴィアン・ローズ”
映画からそのまま録った、セリフ・効果音入りの物が、デジタル・ミュージックで売っていますが、これはちょっと…。
家でDVDとかを流しているのと同じ。サントラとしての価値はないし、わざわざ買うほどの物だろうか、という…。
だいたい、これはパラマウントの著作権のクリアは出来ているかも疑問。
主に既成曲である、“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”“バナナ”“ロマンティック”などを使用している。

ただし、肝心の“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”と“バナナ”が入っていない不完全版です。全世界限定1000枚なので、なくなるのも早いと思います。
リマスターされているようで、54年の作品にしては音もいいです。
オススメ度:★★(“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”“バナナ”が入れば、星の数はアップするのですが…。)

ただし、これは本当のサントラが出たので、価値が無くなったかと思います。でも70年代の録音なので、本当のサントラよりは音がいいです。
チャールズ・ゲルハルト指揮、ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団演奏。日本で録音された物とは違い、音が厚く聞き応えがあります。
詳しい情報はこちら。

日本でオードリー作品の音楽として出る場合に“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”が入っている事が多いですが、映画とは似ても似つかない演奏。
映画とは関係なく、“バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)”はもともとシャンソンの名曲なので、演奏はいっぱいあります。

映画からそのまま録った、セリフ・効果音入りの物が、デジタル・ミュージックで売っていますが、これはちょっと…。
家でDVDとかを流しているのと同じ。サントラとしての価値はないし、わざわざ買うほどの物だろうか、という…。
だいたい、これはパラマウントの著作権のクリアは出来ているかも疑問。
2014年11月14日
「ローマの休日」オリジナル・サウンドトラック
オードリー最初の主演作「ローマの休日」に関するオリジナル・サウンドトラック情報です。
作曲:ジョルジュ・オーリック(元々クラシックの作曲家。フランス6人組の1人。)
ヴィクター・ヤング(クレジット無し。オープニング曲の後半を担当)
「ローマの休日」は音楽が表立たないように作られています。「ローマの休日」の音楽と聞いて、思い出す人はほぼいないでしょう。
最近の「ローマの休日」関連の番組で、よく「ローマの休日」の音楽が使われるようになりましたが、それを聴いて “あっ、これ「ローマの休日」や!” って思う人はオードリーとサントラのよっぽどのファンでもない限り皆無だと思います。
映画で使われた本当のサントラ:ありません。過去に1度も出ていません。
オリジナル・サウンドスコア:1曲だけの演奏が1種類のみ出ています。
指揮リチャード・バーナス、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によるメインタイトルです。
オリジナルのフィルム・バージョンのスコア(総譜)に基づいて録音されたもの。《ハリウッドの黄金時代 第3集》というCDに収録。2013年発売で、録音も新しい。2014年現在、「ローマの休日」の音楽としてお勧め出来るのはこれだけ。
オススメ度:★★★
その他の演奏:
日本で長い間「ローマの休日」として使用されてきたのは、映画の始めでオードリー扮するアン王女が各国の大使といやいや踊るシーンで使われた“大使館のワルツ”の変なアレンジもの。
これは日本で映画から採譜され、大幅なアレンジが加えられ、イージー・リスニング化してしまったもの。映画の雰囲気は全然ありません。
映画でもただのBGMの扱いなので、もともと音楽の印象の薄い「ローマの休日」で、さらにこの曲とアレンジではもちろん誰1人として映画のシーンも浮かばないと思われます。
しかもジョー役のグレゴリー・ペックとも絡んですらないシーンでの音楽。サントラとしての価値は全く無く、聞く必要もありません。
採譜した人が難しいメインタイトルではなく、簡単に採譜出来そうな大使館のワルツを採譜したものと思われます。過去のレコードなどでは、“メイン・タイトル”などと誤って書かれているものもあります。
演奏自体は何種類かあるものの、現在はキングレコード発売の各種映画音楽のコンピレーションCDでのみ聞く事が可能。
収録されている歴代のものはそれぞれ演奏団体名を変えていますが、演奏は実は全く同じです。その場限りの寄せ集めのメンバーによる楽団です。
過去にはソニー、フィリップス(現:ユニバーサル)からもイージー・リスニングのものがありました。
それらもその場限りの寄せ集め楽団です。
キング・レコードの演奏団体名…スクリーン・ポップス、ルネ・クレール・オーケストラ、レオン・ポップス(名称は違えど、同じもの)
ソニー・レコードの演奏団体名…アンサンブル・プチとスクリーンランド・オーケストラ
フィリップス・レコードの演奏団体名…ミシェル・クレマン楽団
こちらもオードリーの紹介番組などでたまに使われていますが、“無駄なことしてるなー…” と思ってます。
しかもこちらの曲を選ぶというのは、音楽を選んだ人がセンスが無い&「ローマの休日」をよく知らないんだと思ってます。
オススメ度:なし
その他、「ローマの休日」の音楽だと表記している間違いのサイトがあります。
「ローマの休日」の音楽として紹介されているものがありますが、ヨーロッパ巡りをテーマにしたローマをイメージした曲に“Roman Holiday”という題名を付けて出したもの。映画「ローマの休日」とは全く関係ないです。(映画で確認済み)
(これを紹介しているサイトでは、上記のキングレコードのイージー・リスニング演奏を “世界初録音、公開当時録音のサントラ音源!” などと書いていますが、これも誤り。演奏がレオン・ポップスと書いてある時点でサントラじゃないの丸出しだし)
↓下のものですが、聴いていただくと「ローマの休日」に使われていないことがわかるはずです。間違えて買わないでください。
サントラと間違えやすいレコード:
過去に「ローマの休日」のレコードとして、雑誌“ロードショー”の付録でついたものがある。映画そのままを録音した物で、セリフなども入っている。
さらに、ジャケットすら無い某国の海賊盤の粗悪なピクチャーレコードの物がありますが、これも映画そのままを録音したらしく、セリフ・効果音そのまま。聞く価値・買う価値無し。DVDを流して聞いているのと同じ。たまにオークションに出てきますが、間違っても買わないように!
どちらもサントラとしての価値はゼロ。
作曲:ジョルジュ・オーリック(元々クラシックの作曲家。フランス6人組の1人。)
ヴィクター・ヤング(クレジット無し。オープニング曲の後半を担当)
「ローマの休日」は音楽が表立たないように作られています。「ローマの休日」の音楽と聞いて、思い出す人はほぼいないでしょう。
最近の「ローマの休日」関連の番組で、よく「ローマの休日」の音楽が使われるようになりましたが、それを聴いて “あっ、これ「ローマの休日」や!” って思う人はオードリーとサントラのよっぽどのファンでもない限り皆無だと思います。


指揮リチャード・バーナス、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によるメインタイトルです。
オリジナルのフィルム・バージョンのスコア(総譜)に基づいて録音されたもの。《ハリウッドの黄金時代 第3集》というCDに収録。2013年発売で、録音も新しい。2014年現在、「ローマの休日」の音楽としてお勧め出来るのはこれだけ。
オススメ度:★★★

日本で長い間「ローマの休日」として使用されてきたのは、映画の始めでオードリー扮するアン王女が各国の大使といやいや踊るシーンで使われた“大使館のワルツ”の変なアレンジもの。
これは日本で映画から採譜され、大幅なアレンジが加えられ、イージー・リスニング化してしまったもの。映画の雰囲気は全然ありません。
映画でもただのBGMの扱いなので、もともと音楽の印象の薄い「ローマの休日」で、さらにこの曲とアレンジではもちろん誰1人として映画のシーンも浮かばないと思われます。
しかもジョー役のグレゴリー・ペックとも絡んですらないシーンでの音楽。サントラとしての価値は全く無く、聞く必要もありません。
採譜した人が難しいメインタイトルではなく、簡単に採譜出来そうな大使館のワルツを採譜したものと思われます。過去のレコードなどでは、“メイン・タイトル”などと誤って書かれているものもあります。
演奏自体は何種類かあるものの、現在はキングレコード発売の各種映画音楽のコンピレーションCDでのみ聞く事が可能。
収録されている歴代のものはそれぞれ演奏団体名を変えていますが、演奏は実は全く同じです。その場限りの寄せ集めのメンバーによる楽団です。
過去にはソニー、フィリップス(現:ユニバーサル)からもイージー・リスニングのものがありました。
それらもその場限りの寄せ集め楽団です。
キング・レコードの演奏団体名…スクリーン・ポップス、ルネ・クレール・オーケストラ、レオン・ポップス(名称は違えど、同じもの)
ソニー・レコードの演奏団体名…アンサンブル・プチとスクリーンランド・オーケストラ
フィリップス・レコードの演奏団体名…ミシェル・クレマン楽団
こちらもオードリーの紹介番組などでたまに使われていますが、“無駄なことしてるなー…” と思ってます。
しかもこちらの曲を選ぶというのは、音楽を選んだ人がセンスが無い&「ローマの休日」をよく知らないんだと思ってます。
オススメ度:なし

「ローマの休日」の音楽として紹介されているものがありますが、ヨーロッパ巡りをテーマにしたローマをイメージした曲に“Roman Holiday”という題名を付けて出したもの。映画「ローマの休日」とは全く関係ないです。(映画で確認済み)
(これを紹介しているサイトでは、上記のキングレコードのイージー・リスニング演奏を “世界初録音、公開当時録音のサントラ音源!” などと書いていますが、これも誤り。演奏がレオン・ポップスと書いてある時点でサントラじゃないの丸出しだし)
↓下のものですが、聴いていただくと「ローマの休日」に使われていないことがわかるはずです。間違えて買わないでください。

過去に「ローマの休日」のレコードとして、雑誌“ロードショー”の付録でついたものがある。映画そのままを録音した物で、セリフなども入っている。
さらに、ジャケットすら無い某国の海賊盤の粗悪なピクチャーレコードの物がありますが、これも映画そのままを録音したらしく、セリフ・効果音そのまま。聞く価値・買う価値無し。DVDを流して聞いているのと同じ。たまにオークションに出てきますが、間違っても買わないように!
どちらもサントラとしての価値はゼロ。