2014年12月04日
「ニューヨークの恋人たち」オリジナル・サウンドトラック
音楽:ダグラス・ディルジ
映画で使われた本当のサントラ:なし。
ただし、過去に「〜〜 from "They all laughed"」とレコード盤の中央に書いてあった輸入のEPレコードをネットで見た気がするので、サントラではないものの、一部の曲はこの映画で使われた、ということをウリにして出されていたかもしれない。
一応、音楽はダグラス・ディルジがクレジットされているが、この映画では色んな既存曲が挿入歌として使われている。
映画のエンドロールでも本当に色々出てくるが、IMDbによるとその数22曲。
なので、普段は制作者であるディルジは、あまり作曲に携わってないかと思われる。せいぜい繋ぎの曲だけかなあと。
モーツァルトやフランク・シナトラなどもあるが、この映画で印象に残るのはカントリー曲。
そしてそれが僕をこの映画から敬遠させる大きな要因になっています。
正直、僕とカントリーは合わない。オードリーとも合っていないように思う。
オードリーには、昔ながらのオーケストラや楽団で、流麗な旋律を奏でる方がいいように思います。
サントラとして1枚にはまとまってないので、既存曲だけでもどうしても欲しい場合は、IMDbで曲を確認しながら、1曲ずつ集めていくということになります。
オススメ度:なし

ただし、過去に「〜〜 from "They all laughed"」とレコード盤の中央に書いてあった輸入のEPレコードをネットで見た気がするので、サントラではないものの、一部の曲はこの映画で使われた、ということをウリにして出されていたかもしれない。
一応、音楽はダグラス・ディルジがクレジットされているが、この映画では色んな既存曲が挿入歌として使われている。
映画のエンドロールでも本当に色々出てくるが、IMDbによるとその数22曲。
なので、普段は制作者であるディルジは、あまり作曲に携わってないかと思われる。せいぜい繋ぎの曲だけかなあと。
モーツァルトやフランク・シナトラなどもあるが、この映画で印象に残るのはカントリー曲。
そしてそれが僕をこの映画から敬遠させる大きな要因になっています。
正直、僕とカントリーは合わない。オードリーとも合っていないように思う。
オードリーには、昔ながらのオーケストラや楽団で、流麗な旋律を奏でる方がいいように思います。
サントラとして1枚にはまとまってないので、既存曲だけでもどうしても欲しい場合は、IMDbで曲を確認しながら、1曲ずつ集めていくということになります。
オススメ度:なし
2014年12月03日
「華麗なる相続人」オリジナル・サウンドトラック
2016年6月7日改訂
作曲:エンニオ・モリコーネ(「荒野の用心棒」「ニュー・シネマ・パラダイス」NHK大河ドラマ「武蔵」などの作曲家。)
映画で使われた本当のサントラ:有り。
公開後に、アメリカでサントラ・レコードが発売されました。レコードは19曲入り。
2016年2月29日にはVARESE CLUBから全曲版のCDが発売されました。
最新版では音質も大幅に改善されています。
ただし、全曲版でもレコードと最新CDには2曲に差異があります。
1曲目は “Pills On Parade(薬のパレード)” のフィルムバージョン。
これまでのレコードでは2分56秒でフェイドアウトでしたが、最新CDではさらに曲が続き、4分50秒もあります。
この曲ではCDのほうが完全版になっています。
2曲目は “An Almost Perfect Indiscretion(完全に無分別)” 。
こちらではレコードは4分21秒ほどですが、CDは3分24秒。
レコードで同じ部分がリピートされるところが、CDでは2箇所カットされてます。
こちらはレコードの方が完全版。
それ以前に出ていたCDは、2種類共に抜粋版です。
いまやもう価値は無いと思われますが、一応書き留めておきます。
最初のCDは最初は同じモリコーネの「レッド・ソニア」との同時収録で1990年に1000枚だけの発売。11曲入り(実質12曲)の抜粋版。
一時は入手困難で、世界的に20000円以上出さないと買えませんでした。。
今では「レッド・ソニア」にも「華麗なる相続人」にも別の完全盤があるので、高くても価値はないと思います。
次は「ステート・オブ・グレース」との同時収録で2000年代後半に発売。12曲収録(「レッド・ソニア」との時と同じ曲)。
たぶんブート盤だと思われますが、こちらは今でも入手可能です。
旧CDでは主にメインテーマの変奏曲バージョンの曲などの明るめの曲がカットされており、全体に暗い印象になってしまってます。
デジタル・ミュージックでの日本の発売は無し。
アメリカアマゾンで、「華麗なる相続人」最大の名曲 “過去の回想(Out of Past)”のみ発売あり。
曲のオススメ度:★★★★★
オリジナル・サウンドスコア:
デジタル・ミュージックで、メインタイトルのみ発売あり。
その他の演奏:
レイ・コニフ・シンガーズによるメインテーマに歌詞を付けての録音があるようです(Youtubeに過去に動画あり)。
作曲:エンニオ・モリコーネ(「荒野の用心棒」「ニュー・シネマ・パラダイス」NHK大河ドラマ「武蔵」などの作曲家。)

公開後に、アメリカでサントラ・レコードが発売されました。レコードは19曲入り。
2016年2月29日にはVARESE CLUBから全曲版のCDが発売されました。
最新版では音質も大幅に改善されています。
ただし、全曲版でもレコードと最新CDには2曲に差異があります。
1曲目は “Pills On Parade(薬のパレード)” のフィルムバージョン。
これまでのレコードでは2分56秒でフェイドアウトでしたが、最新CDではさらに曲が続き、4分50秒もあります。
この曲ではCDのほうが完全版になっています。
2曲目は “An Almost Perfect Indiscretion(完全に無分別)” 。
こちらではレコードは4分21秒ほどですが、CDは3分24秒。
レコードで同じ部分がリピートされるところが、CDでは2箇所カットされてます。
こちらはレコードの方が完全版。
それ以前に出ていたCDは、2種類共に抜粋版です。
いまやもう価値は無いと思われますが、一応書き留めておきます。
最初のCDは最初は同じモリコーネの「レッド・ソニア」との同時収録で1990年に1000枚だけの発売。11曲入り(実質12曲)の抜粋版。
一時は入手困難で、世界的に20000円以上出さないと買えませんでした。。
今では「レッド・ソニア」にも「華麗なる相続人」にも別の完全盤があるので、高くても価値はないと思います。
次は「ステート・オブ・グレース」との同時収録で2000年代後半に発売。12曲収録(「レッド・ソニア」との時と同じ曲)。
たぶんブート盤だと思われますが、こちらは今でも入手可能です。
旧CDでは主にメインテーマの変奏曲バージョンの曲などの明るめの曲がカットされており、全体に暗い印象になってしまってます。
デジタル・ミュージックでの日本の発売は無し。
アメリカアマゾンで、「華麗なる相続人」最大の名曲 “過去の回想(Out of Past)”のみ発売あり。
曲のオススメ度:★★★★★

デジタル・ミュージックで、メインタイトルのみ発売あり。

レイ・コニフ・シンガーズによるメインテーマに歌詞を付けての録音があるようです(Youtubeに過去に動画あり)。
2014年12月02日
「ロビンとマリアン」オリジナル・サウンドトラック
作曲:ジョン・バリー(007シリーズなどが有名)
※この映画のサントラは、曲だけなら★★★★★ですが、それぞれ下記の問題があります。
映画で使われた本当のサントラ:あり。ただし、不完全版。
この市販盤サントラは、正直欠陥品。ボーナス・トラックはいいからさ、まず映画で使われた曲を入れようよ!と言いたくなります。
ボーナストラックはそれからですよね。
製作に携わった人間が、この映画を愛してない、曲を聴いてないとこうなるという悪い見本。
2曲目 “Ride To Sherwood (Version #2)”がまずフィルム・バージョンではありません。低弦楽器(チェロ・コントラバス)の音が違います。
映画ではリズムの軽快な音楽なのですが、ここでは重い曲になってます。おそらくボツバージョン。
18曲目にボーナストラックで“Ride To Sherwood (Alternate version)”が収録されていますが、そちらも重いオリジナル・バージョン。肝心のフィルム・バージョンが収録されていません。
5曲目 “Ride To Nottingham”も同じ事が言えます。低弦楽器の音が違います。
ここでも本来軽快な音楽が、オリジナルの重い没バージョンに取って代わられています。
上記2曲は「ロビンとマリアン」のテーマ曲。シャーウッドの森の木漏れ日まで切り取って音にしたジョン・バリーの傑作2曲が落ちてしまうとは…!
さらに、ロビンとリトル・ジョンが逃げる際の音楽である“TRAPPED”が未収録。
この曲はジョン・バリーだけではなく、リチャード・ショアーズという人との合作。
この曲もやはり最後に「ロビンとマリアン」のテーマの軽快な別バージョンがあるので、このCDの制作者は「ロビンとマリアン」の肝と言うべき曲をことごとく落としてしまったことになります。
なぜ欠陥品とわかったかというのは、下記の2つのCDによってです。
これは、音だけはいいです(モノラル収録だけど)。
デジタル・ミュージックは出ていません。
ブート盤:有り。完全全曲。
CDは英国のSherwoodというところから発売された、ブート盤になります。1990年代に発売されたと思われます。
もともとは映画公開時にプロモーション用としてステレオのレコードが限定盤で制作されました(ステレオ収録らしいです)。
それをその後同じ会社がブートレグとして再びレコードを制作し、密かに出回りました(モノラル収録)。
これらのレコードには、映画では使われていない歌入りテーマ曲も入っていたそうです。
Youtubeで聴く機会がありましたが、噂通りの、“あってもなくても、どうでもいい曲”でした。
ちなみに、どこかでこれがオードリーの声だと書いてるサイトがありましたが、オードリーの声ではありません。
さらに、そのモノラル盤がブート盤としてCDでも制作されました。
上記の新盤のサントラでの未収録曲があるというとても大きな欠陥は、こちらにはありません。
他の盤では未収録の、タックとウィル(のどちらか)が歌う曲まで収録されています。
ただし、CD化の際に、映画には無くてプロモレコードにはあった、ヘタクソな歌バージョンはカットされました。
これらの、素晴らしい内容にもかかわらず、入手が難しいのと、リマスター無しなので、致命的に音が悪いです。歪んでしまっている箇所もあります。
1970年代の録音とは思えないほどの音の悪さです。
オリジナル・サウンドスコア盤:有り。
プラハシティ・フィルハーモニックオーケストラが、ジョン・バリーの譜面に忠実に何度か録音しています。
最初は組曲として1993年にジョン・バリー作品集のCDで発売されました。今聴くと映画とはテンポが違ってかなり遅い、さらに楽器のバランスも違うのですが、当時はまだ本当のサントラの発売が無く、貴重な録音でした。
次に2001年にはなんと全曲新録音で、しかもCDとしては異例のドルビー・サラウンド収録にて発売!
これが素晴らしい!前回より、指揮者のニック・レインが譜面を読み込んだ上に、テンポや楽器のバランスまで徹底的に研究して、ほぼ映画と同じように聞こえるという仕上がりになっています。
“Ride To Sherwood”もきちんとフィルム・バージョン、オリジナル・バージョンとも録音。
“TRAPPED”も収録されています。
残念なことが3つあって、1つは “Ride To Nottingham”が“Ride To Sherwood”と同じ扱いで1曲にくくられてしまっている事。この2曲は似てるけど、実は出だしも終わりも違うんだけどなー…。“Ride To Sherwood”の方は本当は最初にハープも入ってるし。
2つ目は、“TRAPPED”の後半の軽快なテーマ部分で、ハープの音が小さすぎるミキシングな事。この曲はハープが肝心なんですが…。
そして3つ目は、“ジョンが突然に”の最後、“エンドタイトル”へつなげる際の急激なクレッシェンド(音を大きくする)が、本当のサントラと比べて明らかに弱い所です。ここは文字通り、ロビンとマリアンが最後の愛を確かめようとしてる際にジョンが突然に入ってくる大事なシーンなので、やはり出来る限り大きく盛り上げるのが正解だと思います。
音も良しで大変優秀な出来なんですが、残念なのは、やはりこれは本当のサントラではない、ということですね。
YouTubeに“Ride To Nottingham”と“Third Love Theme”の演奏の動画がアップされています。
見たい方は、“robin and marian prague”で検索してみてください。
一部のみデジタル・ミュージック化されています。
さらに、2001年のバージョンかどうかわかりませんが、写真集“Audrey Hepburn”の付録CDにも“John Bursts In / The End”が入っています。
それ以外ではシアトル・オーケストラというところが、ショーン・コネリー・トリビュートアルバムにてサウンドスコアを録音しています。
サントラのコンピレーション:
オードリーのサントラ集に、「ロビンとマリアン」の“ジョンが突然に/ジ・エンド”が入っています。
もうひとつの「ロビンとマリアン」サントラ:
この映画は、先にミシェル・ルグランに作曲の依頼がなされています。
そちらもCDが出ています。
曲は、1曲目に出てくる打楽器以外は、弦楽合奏(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス)だけの演奏。
全体に同じような平坦な音楽に仕上がっており、監督のリチャード・レスターは全曲ボツにして、ジョン・バリーに依頼をし直しました。
おそらくジョン・バリーにとっては短期間で仕上げなければいけなかったでしょうし、それをここまでの傑作に仕上げた事は、すごいことだと思います。
それ以外の演奏:
日本で「ロビンとマリアン」公開時にオードリー作品集のレコードが「ロビンとマリアン」のオードリーの宣伝写真ジャケットでソニーから出ました。
その際、“Ride To Sherwood”を元に、イージーリスニング化した物が日本で録音されました。
※この映画のサントラは、曲だけなら★★★★★ですが、それぞれ下記の問題があります。

この市販盤サントラは、正直欠陥品。ボーナス・トラックはいいからさ、まず映画で使われた曲を入れようよ!と言いたくなります。
ボーナストラックはそれからですよね。
製作に携わった人間が、この映画を愛してない、曲を聴いてないとこうなるという悪い見本。
2曲目 “Ride To Sherwood (Version #2)”がまずフィルム・バージョンではありません。低弦楽器(チェロ・コントラバス)の音が違います。
映画ではリズムの軽快な音楽なのですが、ここでは重い曲になってます。おそらくボツバージョン。
18曲目にボーナストラックで“Ride To Sherwood (Alternate version)”が収録されていますが、そちらも重いオリジナル・バージョン。肝心のフィルム・バージョンが収録されていません。
5曲目 “Ride To Nottingham”も同じ事が言えます。低弦楽器の音が違います。
ここでも本来軽快な音楽が、オリジナルの重い没バージョンに取って代わられています。
上記2曲は「ロビンとマリアン」のテーマ曲。シャーウッドの森の木漏れ日まで切り取って音にしたジョン・バリーの傑作2曲が落ちてしまうとは…!
さらに、ロビンとリトル・ジョンが逃げる際の音楽である“TRAPPED”が未収録。
この曲はジョン・バリーだけではなく、リチャード・ショアーズという人との合作。
この曲もやはり最後に「ロビンとマリアン」のテーマの軽快な別バージョンがあるので、このCDの制作者は「ロビンとマリアン」の肝と言うべき曲をことごとく落としてしまったことになります。
なぜ欠陥品とわかったかというのは、下記の2つのCDによってです。
これは、音だけはいいです(モノラル収録だけど)。
デジタル・ミュージックは出ていません。

CDは英国のSherwoodというところから発売された、ブート盤になります。1990年代に発売されたと思われます。
もともとは映画公開時にプロモーション用としてステレオのレコードが限定盤で制作されました(ステレオ収録らしいです)。
それをその後同じ会社がブートレグとして再びレコードを制作し、密かに出回りました(モノラル収録)。
これらのレコードには、映画では使われていない歌入りテーマ曲も入っていたそうです。
Youtubeで聴く機会がありましたが、噂通りの、“あってもなくても、どうでもいい曲”でした。
ちなみに、どこかでこれがオードリーの声だと書いてるサイトがありましたが、オードリーの声ではありません。
さらに、そのモノラル盤がブート盤としてCDでも制作されました。
上記の新盤のサントラでの未収録曲があるというとても大きな欠陥は、こちらにはありません。
他の盤では未収録の、タックとウィル(のどちらか)が歌う曲まで収録されています。
ただし、CD化の際に、映画には無くてプロモレコードにはあった、ヘタクソな歌バージョンはカットされました。
これらの、素晴らしい内容にもかかわらず、入手が難しいのと、リマスター無しなので、致命的に音が悪いです。歪んでしまっている箇所もあります。
1970年代の録音とは思えないほどの音の悪さです。

プラハシティ・フィルハーモニックオーケストラが、ジョン・バリーの譜面に忠実に何度か録音しています。
最初は組曲として1993年にジョン・バリー作品集のCDで発売されました。今聴くと映画とはテンポが違ってかなり遅い、さらに楽器のバランスも違うのですが、当時はまだ本当のサントラの発売が無く、貴重な録音でした。
次に2001年にはなんと全曲新録音で、しかもCDとしては異例のドルビー・サラウンド収録にて発売!
これが素晴らしい!前回より、指揮者のニック・レインが譜面を読み込んだ上に、テンポや楽器のバランスまで徹底的に研究して、ほぼ映画と同じように聞こえるという仕上がりになっています。
“Ride To Sherwood”もきちんとフィルム・バージョン、オリジナル・バージョンとも録音。
“TRAPPED”も収録されています。
残念なことが3つあって、1つは “Ride To Nottingham”が“Ride To Sherwood”と同じ扱いで1曲にくくられてしまっている事。この2曲は似てるけど、実は出だしも終わりも違うんだけどなー…。“Ride To Sherwood”の方は本当は最初にハープも入ってるし。
2つ目は、“TRAPPED”の後半の軽快なテーマ部分で、ハープの音が小さすぎるミキシングな事。この曲はハープが肝心なんですが…。
そして3つ目は、“ジョンが突然に”の最後、“エンドタイトル”へつなげる際の急激なクレッシェンド(音を大きくする)が、本当のサントラと比べて明らかに弱い所です。ここは文字通り、ロビンとマリアンが最後の愛を確かめようとしてる際にジョンが突然に入ってくる大事なシーンなので、やはり出来る限り大きく盛り上げるのが正解だと思います。
音も良しで大変優秀な出来なんですが、残念なのは、やはりこれは本当のサントラではない、ということですね。
YouTubeに“Ride To Nottingham”と“Third Love Theme”の演奏の動画がアップされています。
見たい方は、“robin and marian prague”で検索してみてください。
一部のみデジタル・ミュージック化されています。
さらに、2001年のバージョンかどうかわかりませんが、写真集“Audrey Hepburn”の付録CDにも“John Bursts In / The End”が入っています。
それ以外ではシアトル・オーケストラというところが、ショーン・コネリー・トリビュートアルバムにてサウンドスコアを録音しています。

オードリーのサントラ集に、「ロビンとマリアン」の“ジョンが突然に/ジ・エンド”が入っています。

この映画は、先にミシェル・ルグランに作曲の依頼がなされています。
そちらもCDが出ています。
曲は、1曲目に出てくる打楽器以外は、弦楽合奏(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス)だけの演奏。
全体に同じような平坦な音楽に仕上がっており、監督のリチャード・レスターは全曲ボツにして、ジョン・バリーに依頼をし直しました。
おそらくジョン・バリーにとっては短期間で仕上げなければいけなかったでしょうし、それをここまでの傑作に仕上げた事は、すごいことだと思います。

日本で「ロビンとマリアン」公開時にオードリー作品集のレコードが「ロビンとマリアン」のオードリーの宣伝写真ジャケットでソニーから出ました。
その際、“Ride To Sherwood”を元に、イージーリスニング化した物が日本で録音されました。