2014年11月21日

「緑の館」オリジナル・サウンドトラック

作曲:エイトル・ヴィラ=ロボス
   ブラニスラウ・ケイパー

hoshi2映画で使われた本当のサントラ:出ています。ただし、全世界で3000枚だけのプレスで、今では入手困難です。

 レコード時代には出ていません。CDで世界初の発売になりました。

 アンソニー・パーキンスが歌う“緑の館の歌”はCD未収録。サントラCDは79分53秒の収録なので、入る余地はありませんでした。

 愛のテーマは美しいのですが、全体には重い曲が多いです。

 CDのみの発売で、デジタル・ミュージックでは出ていません。
 ライナーノートは「緑の館」写真集かというくらいの豪華版です。

 このCDを発売した FILM SCORE MONTHLY という会社は上質なサントラCDを作る事で有名でしたが、既にサントラCDの生産から撤退しましたので、今後の再プレスは難しいと思われます。同じ会社から出た「暗くなるまで待って」のサントラも同様です。

 オススメ度:★★★




hoshi2その他の演奏:

 過去のオードリー作品集のレコードなどでも、「緑の館」は一度も収録された事がありません。

 アンソニー・パーキンスが歌った“緑の館の歌”のみ、他の人がカバーしているバージョンがいくつかあります。
 日本では手嶌葵さんがカバーしていました。




hoshi2エイトル・ヴィラ=ロボスの「緑の館」:

 クラシックの作曲家であるエイトル・ヴィラ=ロボスは、せっかく作曲したのですが、残念ながら内容に沿った甘いメロディには乏しく、それを補うために制作側はブラニスラウ・ケイパーに甘いメロディを書いてもらい、かなり差し替えになりました。

 がっかりしたヴィラ=ロボスは自分なりの「緑の館」を作ろうと、「アマゾンの森」という曲名でまとめています。1959年に亡くなっていますので、最晩年の作品ということになります。こちらもCD及びデジタル・ミュージックで聴く事が出来ます。



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