2014年11月28日

「おしゃれ泥棒」オリジナル・サウンドトラック

作曲者:ジョン・ウィリアムズ(「スター・ウォーズ」「ジョーズ」「ハリー・ポッター シリーズ」などの作曲家)

hoshi2映画で使われた本当のサントラ:あり。ただし、廃盤で入手は困難。

 今では巨匠の1人、ジョン・ウィリアムズもこの時はまだ駆け出しで、ヘンリー・マンシーニの弟子だったそう。
 この時は俳優のジョン・ウィリアムズとの混同を避け、ジョニー・ウィリアムズと名乗っていた。

 この時も最初はヘンリー・マンシーニにオファーしたが、当時超売れっ子だったマンシーニは多忙で断り、変わりに弟子のジョン・ウィリアムズを推したらしい。

 サントラは過去にレコードがあり、日本では66年の初公開時と71年リバイバル時でそれぞれ独自のジャケットを作成して発売。
 デザイン的には他国を圧倒する出来の良さ。

 CDは、90年代初期にドイツからレコードと同じ物がまず発売。それも廃盤になって久しい頃、2008年に2枚組のサントラが発売。

 2枚組の方は、1枚目は今までのサントラと同じ物。2枚目に「おしゃれ泥棒」のフィルム・バージョン(要するに本当のサントラ)が収録されました。
 ちなみに2枚目は「独身アパート」という、これまたジョン・ウイリアムズの初期作品と同時収録。

 2枚組の方は、1枚めの今までのサントラは驚くほど音がクリアになっています。
 ただし、2枚目のフィルム・バージョンは保存状態が良くなかったのか、音がこもっています。

 その2枚組も既に廃盤。アマゾンでは扱いが無いので、入手はドイツ版より難しくなっています。

 でも、ジョン・ウィリアムズのアレンジはフィルム・バージョンでもレコード・バージョンでも大きく変わらないので、なぜわざわざ録音し直すのか不明。
 当時の流行りだったんでしょうね。しかもマンシーニの影響も受けてそうだし。

 デジタル・ミュージックとしても未発売。最近まであったCDなのに、今は聞くのは難しい作品となっています。

オススメ度:★★★★★




hoshi2サントラのコンピレーション:

 オードリーのサントラ集でメインタイトルが入ってます。この終わり方がそれまでのサントラとは違っていたので、あれ?と思いましたが、フィルムバージョンと同じだったので、ここに収録されているのはフィルム・バージョンだと思います。



hoshi2その他の演奏:

 過去にオードリー作品集として出た日本のレコードやCDに、イージリスニングアレンジの物が入ってますが、やはり音が薄いです。
 しかも何でもかんでもムードミュージックにしてしまうので、映画の香りは全然しません。



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